第16回【MLB: AtoZ (Postseason)】プレーオフの仕組みを理解しよう!

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30チームが加盟するメジャーリーグにおいて、限られた10チームのみがプレーオフに進出する。162試合にわたる長期のレギュラーシーズンは、いわば「本番」とも呼べる秋の短期決戦行きを賭けたチケット争いだ。ア・ナ両リーグの3地区を勝ち抜いた計6チームに加え、各リーグにはそれぞれ2つずつのワイルドカードが設けられている。

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ワイルドカードとは、リーグの地区優勝チームを除いたシーズン勝率上位2チームに与えられるプレーオフ進出権のことだ。2012年から行われている現在のフォーマットでは、まず同リーグのワイルドカードチーム同士が負けたら終わりの1試合を戦う。勝ったチームは、続く5戦制の地区シリーズで所属するリーグの勝率1位チームと対戦し、同じく2位と3位のチームも相見える。

ワイルドカード枠のチームは、ファーストラウンドで先発ローテーションの1番手を起用することが多くなるため、勝ち上がっても続く地区シリーズで苦戦するケースが目立つ。地区シリーズを勝ち上がった2チームは7戦制のリーグ優勝決定シリーズを戦い、勝者はワールドシリーズへと駒を進める。

地区シリーズは1994年、リーグ優勝決定シリーズは1903年に導入された。短期決戦では勢いももちろん重要だが、7試合制の戦いでは特に、緻密な戦略や駆け引きも勝敗を分ける要素となる。現在の連続出場最長はドジャースの5年で、最も遠のいているマリナーズは2001年を最後に出場がない。

ポストシーズンの流れを各リーグ毎に分けておさらいすると、まず地区シリーズが催され、各地区で優勝した3チームとワイルドカードゲームを勝ち抜いた1チームがしのぎを削る。その後、地区シリーズを勝ち抜いた2チームがリーグ優勝決定シリーズで対戦し、勝ったチームがワールドシリーズへの切符を手にする。ワールドシリーズでは、リーグ優勝を果たした2チームが対戦。こうして毎年、MLB30球団の頂点「ワールドチャンピオン」がやっと決まるのだ。