「秋の祭典」MLBワールドシリーズのブランド価値はいくら?

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メジャーリーグでは、各季節に行われる主要イベントに、いずれもその季節にまつわる愛称がついている。

シーズン前の春季キャンプは"Spring Training"で、7月半ばに行われるオールスターゲームは"Midsummer Classic"(真夏の祭典)。12月に行われるGM会議は"Winter Meeting"と言われる。

"Fall Classic"(秋の祭典)はもちろん、ワールドシリーズだ。

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アメリカとカナダでしか行われていないMLBの頂上決戦を、なぜワールドシリーズと言うのか? アメリカ人は自分たちが住むアメリカだけが「世界」だと思っているのではないか? とはよく言われるが、ここでは細かい話は置いておこう。事実上、MLBは世界最高の野球選手たちが集まる場であり、その頂上決戦となればやはり「ワールドシリーズ」なのである。

ワールドシリーズが初開催されたのは、1903年。参考までに、日露戦争が開戦したのが1904年だ。その1904年と1994年のみワールドシリーズは開催中止され、それ以外の年は毎年行われている。今年が113回目の開催だ。

最多優勝回数を誇るのは、やはりニューヨーク・ヤンキース。過去27度優勝しており、約4回に1回はヤンキースが優勝していることになる。現在の30球団のうち1度も出場したことがないのはワシントン・ナショナルズとシアトル・マリナーズの2チーム。出場経験はあっても優勝したことがないのは6チームある。

経済誌『フォーブス』の発表によると、ワールドシリーズのブランド価値は1億4800万ドル。これは全世界のスポーツイベントの中で8番目に高い。ちなみに1位はNFLスーパーボウルで、ブランド価値は6億3000万ドル。この金額は、オリンピックやサッカーW杯をも上回る。