アメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第5戦、ニューヨーク・ヤンキースは本拠地でヒューストン・アストロズを5-0で破った。
田中将大はアストロズ打線を7回無失点8奪三振に抑え込み、同じポストシーズンで7回無失点の投球を2度成し遂げたヤンキース史上3人目のピッチャーとなった。
田中は不振のアストロズ打線を封じながら、いくつかの情熱的な感情表現を見せた。
再びヒューストンに戻るヤンキースは、ワールドシリーズ進出まであと1勝となった。
以下、この試合を3つのポイントから振り返ろう。
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1. ヤンキース、ついにダラス・カイケルを攻略
カイケルはヤンキース戦の防御率1.24という数字を引っさげ、このシリーズに突入した。彼は第1戦で7回4安打無失点、10奪三振と快投した。カイケルの遅い変化球はヤンキースの打者を苦しませ、7つのゴロアウトを奪った。
しかし、この日はカイケルも人間に見えた。4 2/3回を投げた7安打4失点。カイケルは8つの三振を奪ったが、ヤンキースの重量打線が勝った。アストロズにとっては、先発ローテーションの厚みが課題だ。カイケルとジャスティン・バーランダー以外の投手が経験が足りない。そしてヤンキースはより潜在能力の高いブルペンを有している。カイケルはこのシリーズでもう出てこないだろうが、彼の乱調はこのシリーズの命運を決定付けたかもしれない。
2. アーロン・ジャッジとゲリー・サンチェスの復活
サンチェスは4打数2安打、7回には特大のホームランを放った。それは彼にとってこの日2本目、シリーズでも3本目のヒットだった。24歳のキャッチャーはワイルドカードゲームと地区シリーズでキーマンとなったが、アストロズ相手には打撃で苦戦していた。
ジャッジは3打数1安打、1打点1得点1四球だった。彼はインディアンス相手に僅か1安打だったが、このシリーズでは本来の姿に戻りつつある。ジャッジはMVP候補であり、レギュラーシーズンで52本塁打を放った。彼はこのシリーズでより打席で忍耐強くなり、より好球を待つようになった。
3. アストロズは自信を取り戻さなければならない
このシリーズでは、両チームとも敵地で勝てない。アストロズは第6戦でホームに戻り、バーランダーをマウンドに送る。ヒューストンでは最近色々なことがあったし、ファンはアストロズのワールドシリーズ進出に向けて大きな声援を送るだろう。
Good news: the #Yankees won 3 straight in the Bronx and lead the ALCS 3-2
— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) October 19, 2017
Bad news: they have played like a different team away from home pic.twitter.com/6s1OMibqkH
アストロズはニューヨークでやや調子が狂った。特に第4戦に4-0のリードを逆転されて以降は。MVP候補のホゼ・アルトゥーベと彼の若きチームメイトたちは、ミニッツ・メイド・パークで先制パンチを仕掛けなければならない。彼以外のキープレイヤーは、今シリーズ17打数ノーヒットのジョシュ・レディックだ。2番を打つ彼は、第6戦で出塁しなければならない。
Make that 👎👎👎👎 to 0.
— FOX Sports (@FOXSports) October 18, 2017
Didi Gregorius delivers the @Yankees' 25th 2-out RBI of the postseason.
Via @MLBONFOX https://t.co/bdupdzHnqB