田中将大フリーエージェント情報:ニューヨーク・ヤンキースでの7年間の後、日本球界に復帰する右腕

Tom Gatto

田中将大フリーエージェント情報:ニューヨーク・ヤンキースでの7年間の後、日本球界に復帰する右腕 image

■関連コンテンツ

ヤンキースとの契約期間をほぼ成功と呼べる成績で完了した後、田中将大が日本球界のマウンドに帰っていく。

▶プロ野球を観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

楽天ゴールデンイーグルスは1月28日に田中が古巣のチームに復帰することを発表した。楽天は2013年のシーズン終了後に田中をポスティング制度にかけ、そのことによって田中は米国でのプレイが可能になった。契約の詳細は公表されていない。前日から両者の契約合意が近いことが報じられていた。

32歳の田中はヤンキースとの総額1億5500万ドル(約162億円)の7年間契約が完了したことをもって、今オフシーズンにMLBからフリーエージェントになった。ヤンキースに在籍した間、田中は安定した成績を残した。レギュラーシーズンの通算防御率は3.74、ポストシーズンでは3.33をマークした。

田中はヤンキースでのキャリア全体を通して、右肘靭帯の部分断裂に悩まされながらの投球を続け、それにもかかわらず上の成績を残した。2014年シーズンの途中で田中はこの故障を負ったものの、手術を避けて、リハビリをしながら故障と向き合うことを選択した。

昨年、田中は夏のキャンプ中に脳しんとうを負い、シーズン開幕から1週間遅れた。ヤンキー・スタジアムで打撃練習中だったジャンカルロ・スタントンの放ったライナー打球が田中の頭部を直撃したのだ。

▶プロ野球を観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

田中は2021年の新年ごろにラジオでのインタビューに応じ、楽天か読売ジャイアンツと契約することも選択肢に入っていると発言し、日本球界復帰の可能性があることを公式に認めた。それ以前は、田中はヤンキースとの再契約を目指していると報じられていた。

田中がFA市場にいる間、ヤンキースはジェイムソン・タイヨンをトレードで獲得し、フリーエージェントだったコーリー・クルーバーと契約した。この2人はゲリット・コールの後に数多くの疑問が残る先発ローテーションに加わる。

(翻訳:角谷剛)

Tom Gatto

Tom Gatto Photo

Tom Gatto joined The Sporting News as a senior editor in 2000 after 12 years at The Herald-News in Passaic, N.J., where he served in a variety of roles including sports editor, and a brief spell at APBNews.com in New York, where he worked as a syndication editor. He is a 1986 graduate of the University of South Carolina.