田中将大も犠牲になった、数々の誤審で悪名高いアンパイア、アンヘル・ヘルナンデスとは

Sporting News Japan Staff

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ヤンキースの田中将大が日本時間6月5日のブルージェイズ戦で、ストレートの投球をボールにされたことを機にリズムを崩し、6回4失点で5敗目を喫するハメになった。明らかな誤審と思われる判定をくだしたアンヘル・ヘルナンデス球審は、MLBでも悪名高き“誤審アンパイア”として有名な人物だ。

 

“悪名高き”アンヘル・ヘルナンデス

アンヘル・ヘルナンデス

田中のランドール・グリチャックに対する2投目のストレートがボールと判定されたことについて、米スポーツメディアが「とんでもない誤審だ」と一斉に批判の声を挙げた。米大手メディアの『Yahoo Sports』では、アンヘル・ヘルナンデス球審の判定について「(グリチャックの)ホームランを招いた悪意のある判定」と断罪した。

問題の動画を見る限り、確かに「ど真ん中」というわけではないものの、確実にストライクゾーンに収まっているように見える。しかし、ヘルナンデス球審はしばらくしてから「ボール」とコールしたのだ。

これでリズムを崩した田中の次の投球は、グリチャックのソロHRを呼び込むハメになり、その後も2ランを浴び、4失点でKOされた。

 

数々の誤審を繰り返し戴いた異名は、“最悪な球審”

アンヘル・ヘルナンデス

実はヘルナンデス球審の誤審にヤンキースが巻き込まれたのはこれが初めてではない。昨年10月8日のアメリカンリーグ・ディビジョンシリーズ第3戦、ボストン・レッドソックスがニューヨーク・ヤンキースを16-1で下した試合だ。この試合で、ヘルナンデス球審の判定に対し、5度の誤審が疑われ、結果、4つが覆っている。

昨季2018年時点で過去3シーズンに渡り、チャレンジ要求で覆ったヘルナンデス球審の判定は18回中14回だという。ストライク/ボールの判定正当率は91%とされるものの、今回の田中への判定を考えるとその数字も下がっているかもしれない。

現在57歳で、キャリアは30年近いヘルナンデス球審だが、誤審が多いことから2010年のESPN調べで、MLBで“最悪の球審”の悪名を戴いている。あまりの多さからファンメイドの誤審ハイライト動画集が作られているほどだ。2017年には、たまりかねたデトロイト・タイガースの二塁手イアン・キンズラーが「あいつは別の仕事を探すべきだ」と発言し、物議を醸した(キンズラーは罰金を科された)。

一方で、ヘルナンデス球審は、自身がワールドシリーズに起用されないことを「(キューバ人に対する)人種差別」だとしてMLBを訴えたこともある。真偽の程は定かではないが、その訴え後、2017年のオールスターゲームやディビジョンシリーズに起用された。

そんなヘルナンデスに対して、ここ数年、MLBファンから解雇要求の声が高まっているが、本人はどこ吹く風。今後も悪夢は続きそうだ。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。