混戦のナ・リーグ西地区、カギを握るのはマックス・シャーザー?

Thomas Lott

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マックス・シャーザーとワシントン・ナショナルズのデイブ・マルティネス監督は9月30日(日本時間10月1日)にある決断をする必要がある。

すでにプレーオフ戦線から離脱してしまっているナショナルズにとって全く意味のない試合でシャーザーが最終登板すべきか、若手のエリック・フェッドが登板すべきかだ。

決断しなければならない理由は単純だ。ナショナルズは現在ナ・リーグ西地区でロサンゼルス・ドジャースに1ゲーム差でリードしているコロラド・ロッキーズと対戦するのだ。対戦するときにそのリードがまだ1ゲーム差か、もしくは同率になっている可能性が十分にあるのだ。

サンフランシスコ・ジャイアンツの左腕エース、マディソン・バムガーナーも同様の決断をする必要があった。ドジャースのデイビッド・バッセイ記者によるとバムガーナーは登板予定をドジャースに当ててディビジョン制覇への道を困難にさせるために、2日遅らせている。

バムガーナーとの対戦はドジャースにとって決して楽なものではない。ナ・リーグ屈指の先発投手であるシャーザーも同じようにロッキーズを苦しめることができるのだ。フェッドが登板するよりもシャーザーが投げる方がナショナルズの勝つ可能性は高まるだろう。

特に得るものがないなかで、シャーザーとマルティネス監督は3度サイ・ヤング賞を受賞しているエースを先発させるか決断する必要がある。この試合で勝利しようが、奪三振が多かろうが、シャーザーがサイ・ヤング賞で有利になるということはないだろう。

唯一シャーザーが先発することで得るものといえば、ナショナルズのシーズン奪三振数記録を破る可能性だろう。『Opta』に夜と、シャーザーはあと5奪三振で、ペドロ・マルティネスがエクスポズ時代に1997年に記録した305に到達うるのだ。シャーザーはすでにK/9のシーズン記録(12.24)を樹立している。

それはシャーザーが登板するために十分なモチベーションになるのか?なるかもしれない。しかしバムガーナーが見せたように、チームや選手たちはプレーオフ争いに関わることを気にかけていることが多いのだ。プレーオフ枠は勝ち取れないかもしれないが、誰がどう獲得するかに大きく影響することができる。

1999年の映画『For Love fo the Game』ではビリー・チャペル(ケビン・コスナー)も決断する必要があった。シーズンの終わりの意味のない試合を待たずに引退することができたのだ。

しかし彼の監督は「我々は屈さない。我々は相手にレッドカーペットを敷いてやるつもりはない」と語り、チャペルはヤンキース相手に完全試合を投じ、彼らのディビジョン制覇を阻止したのだ。

シャーザーも同じくらいのインパクトを残すことができるのだ。もし彼がロッキーズに勝利することができれば、ロッキーズのディビジョン制覇を阻止する可能性がある。それを彼がやると決断するかどうかは、当日になってみないとわからないなそうだ。

原文:MLB Postseason 2018: How Max Scherzer could determine who wins NL West
翻訳:Reo Onishi


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