【海外の反応】大谷翔平の成功は、“二刀流”の可能性をMLB全体に広めた

Sporting News Japan Staff

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“二刀流”の可能性を知らしめた大谷翔平

アメリカの大手経済誌『フォーブス』オンライン版が、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平の功績について「MLBに二刀流の可能性を知らしめた」と評価している。

かつての“二刀流”といえばベーブ・ルースだが、投手と打者の両面で成果を上げることが難しく、あとに続く“二刀流”がいなかった。しかし、大谷は、2018年シーズンに“二刀流”として活躍。104回出場し、本塁打22、盗塁10、打率.285、出塁率.361、長打率.564を達成し、投手としても10回の登板で4勝を挙げた。その成果は、2018年MLB新人王という形で証明された。

この大谷の成功は、エンゼルスに“二刀流”の旨味を覚えさせ、新たな“二刀流”ジャレド・ウォルシュが登場している。5月15日に打者としてメジャーデビューを果たしたウォルシュは、5月23日についに救援投手としてマウンドに登った。9回の場面、1イニングで1走者を許したが、救援投手不足のエンゼルスだけに今後の結果次第で定着するかもしれない。

さらに、MLBの他のチームもその可能性を模索し始めているという。

ピッツバーグ・パイレーツは、マイナー契約の外野手であるJB・シャックとアルフレド・レイエスを“二刀流”候補生として調整し始めている。シャックは31歳の左打ちで、常に146キロレベルの速球を打ち崩しアベレージヒッター。レイエスは25歳で、プロとして投手経験はなかったものの、内野手・外野手として強力な肩を持つという。

シンシナティ・レッズも、春季キャンプ中にリリーフ投手だったマイケル・ローレンツェンをセンターに登用する実験を経て、レギュラーシーズン中に“二刀流”として起用し、一定を成功を収めている。

こうして大谷翔平は“二刀流”の実用性をMLBに広げた。ただ、二刀流プレーヤーの最適な運用方法のハンドブックはないため、大谷を擁するエンゼルスだけでなく、どのチームにとっても未知の領域であるとも伝えている。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。