歴代元米国大統領たちがかつての黒人リーグに敬意を表明

Tadd Haislop

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黒人リーグは1920年に創設された。黒人選手はメジャーリーグから排除されていたからだ。それから100年が経ち、4人の元米国大統領たちが数多くの歴史に残る偉大な野球選手たちを生み出したリーグのために、文字通り脱帽し、そして帽子を振った。

2週間前に黒人リーグ野球博物館の館長ボブ・ケンドリック氏によって始められた「帽振れ」キャンペーンに参加したのはバラク・オバマ氏、ジョージ・W・ブッシュ氏、ビル・クリントン氏、そしてジミー・カーター氏だ。4人は6月29日(日本時間30日)にそろって応援のメッセージを公開した。

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オバマ氏のメッセージ:

「私は今日、サチェル・ペイジからトニ・ストーンまで、黒人リーグのすべての偉大な選手たちのために、この帽子を振ります。 彼らの勇敢な試みは100年前に初めて行われ、アメリカの国民的娯楽をより良いものに変えました。そして新しい世代の選手たちやファンのために道を切り開いたのです」

ブッシュ氏のメッセージ:

クリントン氏のメッセージ:

「私は黒人リーグ創設100年を祝うこの#TipYourCap2020 キャンペーンに参加することを光栄に思います。1920年から1960年までの間、才能ある男女の選手がこのリーグでプレイしました。黒人リーグは野球だけではなく、アメリカをも良くしました」

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カーター氏のメッセージ:

「私は生まれてからずっと野球ファンであり続けています。そして黒人リーグはこのスポーツの歴史において重要な存在です。私は黒人選手たちがアメリカのスポーツに相応しいことを証明したパイオニアたちに敬意を表し、この帽子を振ります」

29日(同30日)、メジャーリーグ公式ホームページ『mlb.com』において、ケンドリック氏は元米国大統領たちが参加したことによって、このプロジェクトの正しさが証明されたと述べた。

「多くの意味合いにおいて、それは黒人リーグ野球博物館の正しさも証明しました。言うまでもなく、私たちはこのことが革命的であると感じています。ここカンザスシティーだけではなく、私たちの国家全体において、この博物館が何を意味するのかを示す、これ以上ない最高の敬意が払われました」

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「帽振れ」キャンペーンのホームページはオバマ氏、ブッシュ氏、クリントン氏、そしてカーター氏が参加したことを「かつて肌の色を理由にメジャーリーグでプレイする機会を拒絶され、それでも努力を続け、優秀な野球選手になった男女たちに払われた、前例がないアメリカからの敬意」と表現した。

バスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダン氏も黒人リーグ創設100周年を祝福するために帽子を振った有名人の1人である。

(翻訳:角谷剛)

Tadd Haislop

Tadd Haislop is the Associate NFL Editor at SportingNews.com.