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7月18日(日本時間19日)、ニューヨーク・ヤンキーズ対ニューヨーク・メッツのオープン戦が行われた。通常なら、ヤンキーズのテレビ中継チームは敵地シティ・フィールドの放送席に赴く。しかし、この夜のマイケル・ケイ氏とデビッド・コーン氏の2人は、敵地ではなく、ブロンクスにある本拠地ヤンキー・スタジアムで暗闇の中からモニターを前にして、リモート業務にあたることになった。
MLB機構は新型コロナウイルス対策の1つとして、ビジターチームのテレビアナウンサーが他球場へ遠征することを禁じている。地域テレビ・ネットワークはそれに対して、様々なユニークな対応を強いられている。その点、YESネットワーク(訳者注:ヤンキーズが運営するテレビ・チャンネル)にとっては、別にスタジオを見つけるよりはヤンキー・スタジアムを使用することがはるかに簡単だったというわけだ。
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とはいえ、現実を前にして「これは奇妙だよ」とケイ氏はツイッターに投稿した。
The show must go on!@RealMichaelKay x @dcone36 pic.twitter.com/6MyEysSgeC
— YES Network (@YESNetwork) July 19, 2020
This is weird. Broadcasting in an empty and dark @yankeestadium while the game is at @CitiField pic.twitter.com/wVHGmuM60w
— Michael Kay (@RealMichaelKay) July 19, 2020
このような状況ではあったが、試合そのものはそれほど変わった展開は見せなかったようだ。メッツの先発投手を務めたリック・ポーセロは本塁打を1本被弾した(ポーセロは昨年までの3シーズンで96本の本塁打を浴びている)。メッツの内野手であるマックス・モロフはまたも連続エラーを献上した。
それよりも現在の世界が直面する問題を象徴していたのは、ケイ氏とコーン氏が世界でもっとも輝かしい都会の1つにある野球スタジアムの放送席で、誰も居ない暗闇を見下ろしていたことだろう。
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まさに奇妙だ。
(翻訳:角谷剛)