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MLBの2020年プレーオフがすぐそこに近づいてきた。
異例なことばかりの2020年は、MLBプレーオフも他のすべての例にもれず、例年とは大きく異なる方式で行われる。どれだけ異なるか？ こう考えてみてほしい。ベーブルースを擁したヤンキースが初めてワールドシリーズを制した1923年には、MLBには全部で16チームしか存在しなかった。2020年は16チームがプレーオフに進出するのだ。
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そう、これはとてつもなく大きなパーティーになるし、そこにはたくさんの人が招待されることになる。いつもとは異なる、だがかつてないほどエキサイティングなプレーオフになることはまず間違いない。
知っておくべきことは以下の通りだ。
2020年MLBプレーオフはいつ始まるのか？
レギュラーシーズンの最終日は9月27日（日本時間28日）だ。その日の全試合は米国東海岸時間の午後3時（同午前４時）に開始される。すべてのチームが最終戦を同じ時刻に開始するのは6年連続のことになる。
プレーオフの第1試合は9月29日（同30日）だ。3試合制となる第1ラウンドは10月2日（同3日）に終了する予定となっている。MLBはそれに続くラウンドの開始日を正式には発表していないが、それもまもなく明らかになるだろう。
2020年MLBプレーオフには何チームが進出するのか？
過去最多の16チーム － 各リーグ8チーム －が2020年MLBプレーオフに進出する。現在のMLBには30チームが存在するので、その半数以上が10月のプレーオフに出場することになる。 例年通り（そして2021年以降の予定も）なら、10チームのみがプレーオフに進出していた。
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各リーグのプレーオフ進出チームは以下の通りに決定される。
３つのディビジョン優勝チーム
３つのディビジョン２位チーム
２つのワイルドカード枠チーム（上記以外の勝率上位２チーム）
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プレーオフのアドバンテージルールはどうなる？
両リーグとも同じ形式になる。最初の3ラウンドはシード順の高いチームが本拠地アドバンテージを得る。ワールドシリーズではレギュラーシーズンの勝率が高いチームが本拠地アドバンテージを得る。もしプレーオフが中立地開催となった場合（正式には決定されていないが、その噂はある）、シード順の高いチームが後攻となる。
ワイルドカード・シリーズ（3試合制、全試合をシード順が高いチームの本拠地で行う）
第1シード 対 第8シード
第2シード 対 第7シード
第3シード 対 第6シード
第4シード 対 第5シード
注意点：2020年はすべてのチームがワイルドカード・シリーズを免除されない。
ディビジョン・シリーズ（5試合制、2－2－1形式）
1-8勝者チーム 対 4-5勝者チーム
2-7勝者チーム 対 3-6勝者チーム
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注意点：プレーオフではシード順は変更されない。それは最高シード順を得たチームは残った最下位チームと対戦することがないことを意味する。仮に第7シードが第2シードをワイルドカード・シリーズで破ったとしよう。第1シードが勝ち進んだ場合、依然として次の対戦相手は第4シード対第5シードの勝者となる。第1シードになったチームは第6シードと第7シードの両チームがワイルドカード・シリーズを勝ち進んだ場合、他の高シード順チームとは対戦しないことになる。
リーグ・チャンピオンシリーズ（7試合制、2－3－2形式）
リーグに残った２チームがこのシリーズで対戦する。
ワールドシリーズ（7試合制、２－３－２形式）
ナショナル・リーグ優勝チーム 対 アメリカン・リーグ優勝チーム
プレーオフのシード順はどのように決まるか？
これは議論を巻き起こすことになるだろう。チームもファンも第1ラウンド（ワイルドカード・シリーズ）の組み合わせには満足しないだろうからだ。それは、シード順が純粋に勝率で決まるのではなく、各チームのディビジョン内における位置に大きく左右されるからに他ならない。
最初の３シード順（1－3）は各リーグのディビジョン優勝チームに与えられ、勝率によって順位が決まる。続く３シード順（4－6）は各ディビジョンの2位チームに与えられ、勝率によって順位が決まる。最後の２シード順（7－8）が２つのワイルドカード枠だ。
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この形式に潜む問題とはこうだ。9月9日現在において、ミネソタ・ツインズは貯金９（27勝18敗、勝率.600）だが、アメリカン・リーグ中地区では3位にある。ヒューストン・アストロズは貯金1（22勝21敗、勝率.512）だが、弱小地区であるアメリカン・リーグ西地区の２位につけている。このシード順決定方式に従うと、アストロズは第6シード順、ツインズは第7シード順になってしまう。アメリカン・リーグ全体の順位ではツインズはアストロズに4ゲーム差をつけて上位にあるにもかかわらずだ。
シード順同位のタイブレークは？
タイブレークのための試合は行われない。最初に互いの対戦成績によって順位を決める。それでも同率のときは、同地区内での勝率で決める。それでも決まらない場合は、シーズン最初の20試合の勝率で決め、それも同率なら、最初の21試合、22試合、23試合と上位順が決まるまで続ける。
（翻訳：角谷剛）
