▶MLBを観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
野球における4月の楽しみのひとつは、少ないサンプル数に過剰反応することだ。
まあ「楽しみ」というのは少し違うかもしれないが、最初の25試合ほどで選手が期待ほどの活躍をしないと、過剰反応は毎年のように起きることだ。もう終わりだとなりがちだ。
しかし終わりではないことも多い。今シーズン、ここまで苦戦している5人の選手が問題ないのか、本当にもう終わりなのか見てみよう。
アンソニー・リゾー(カブス)
成績:打率 .171、.549 OPS、3本塁打、11打点、マイナス0.5 rWAR
今後も続くか?:リゾーは常に安定した成績を残してきている。ここ4シーズン、常に31、2本のホームランを打ち、OPSは.899~.923、得点は89~99という数字を残している。28歳のリゾーがもう終わりというには早すぎるだろう。5月に入ってからの2試合ではどちらも本塁打を放っている。
マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)
成績:防御率7.52、1.639 WHIP、4.5 BB/9
今後も続くか?:単純にノーだ。4月の苦戦は少し驚きだった。いや、少しどころではない。5度先発したあとの防御率は8.88だったが、すでに7.52まで落ちている5月最初の先発当番では、7回を5安打2失点に抑え、本来の姿を取り戻しつつある。
マット・カーペンター(カーディナルズ)
成績:打率 .167、.641 OPS、3本塁打、11打点
今後も続くか?:カーペンターは三振数が増えており、三振率は昨年の20.1%から25.7%まで上昇している。しかし打ったとしても、安打になるよりも野手に捕球されてしまうことが多い。今シーズンまでのキャリア通算BABIPは .321だったが、ここまで .200だ。決して打球が弱くなっているわけでもない。ライナー性の当たりは27.4%で、キャリア通算の25.5%を超えている。
『FanGraphs』によると、弱い打球はわずか6.3%で、キャリア通算の11.4%を大きく下回っている。要するに不運が続いているだけで、いずれ数字も上がってくるだろう。
ニール・ウォーカー(ヤンキース)
成績:打率 .171、.428 OPS、長打2本
今後も続くか?:もし続けば、ヤンキースで最後までプレイすることもないだろう。ヤンキースはスプリングトレーニング中に、万能なベテランと期待して彼と契約している。昨シーズンはメッツとブリュワーズで合わせて111試合に出場し、14本塁打、.801 OPSを記録している。ヤンキースにとって良い契約かのように思えた。どれだけ苦戦しているのかは、ブライアン・ケニーが説明している。
Neil Walker (who has been a very good player), came into this game with an OPS+ of 9.
— Brian Kenny (@MrBrianKenny) 2018年5月3日
I didn't know that was possible.
「(とても良い選手だった)ニール・ウォーカーはここまでOPS+が9だ。そんな数字が可能であることすら知らなかった」。
クリス・アーチャー(レイズ)
成績:防御率 6.05、10.9 H/9、1.526 WHIP
今後も続くか?:ストローマンと同様に、アーチャーの5月最初の先発登板は正しい方向に進んでいるようだった。今シーズン初めて本塁打を許さず(デトロイト戦)、6回を2失点に抑えた。これほど苦戦するには良い選手すぎるのだ。しかしここまで9イニング平均での被安打数はとても高く(キャリア8.0に対して10.9)、9イニング平均での三振数は落ちている(昨年11.1に対して9.8)。
【ジロ・デ・イタリア注目記事】
● ジロ・デ・イタリアとは?|初夏のイタリアを駆け巡る世界3大自転車レース
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン
原文:MLB's early disappointments: Will these five veterans bounce back from slow starts?
翻訳:Reo Onishi