『悪の帝国』の再来?オーナーは「関心があるということ」

Thomas Lott

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ハル・スタインブレナーは悪者として見られることを好まないが、チーム自体がそう見られることには問題を感じていない。

ニューヨーク・ヤンキースがマイアミ・マーリンズの強打者、ジャンカルロ・スタントンを獲得したことで再び「The Evil Empire(悪の帝国)」と呼ばれるようになり、スタンブレナーはそれを喜んでいる様子だ。

ヤンキースの共同オーナーであるスタインブレナーは『Newsday Sports』に対して「もし人々がまたその言葉を口にしているのであれば、また意味のあるチームになれたということだよ。関心があるということだ」と話している。

スタントンを獲得したことでヤンキースは、2017年のナショナルリーグMVPと、アメリカンリーグMVPの次点だったアーロン・ジャッジをともに擁するチームとなった。さらに、ギャリー・サンチェスやグレッグ・バードなどの成長株もおり、まさに殺人打線となっている。

まだこれは机上の空論なのかもしれないが、ヤンキースが本塁打と打点でリーグトップになる可能性は十分にあり得る。そしてその戦力を手に入れた手段が槍玉にあげられている。

マーリンズからスタントンをトレードで獲得するにあたって、ヤンキースは十分な戦力を手放していないと多くのチームが感じているのだ。ヤンキースの名選手であるデレク・ジーターが現在マーリンズの球団社長を勤めていることもあって、この不満には根拠があるのかもしれない。

しかし結局のところ、どのチームも同じことをしただろう。スタントンと彼の契約を放出したがっていたマーリンズに対して、ヤンキースはそれを実行する手段を与えたのだ。きな臭いかもしれないが、いたって合法であり、それによってヤンキースは今シーズンのラインナップを大幅に増強することができた。

ステインブレナーは「大きな契約であり大金でもある」と話した。

「外野手もすでに多くいた。しかし、彼のような選手を獲得できるチャンスがあれば、検討しなければならないからね、とても興味があったんだ」。

原文:Yankees' Hal Steinbrenner: 'People are concerned about us'

翻訳:大西玲央

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