性的暴行容疑のかけられているミゲル・サノにリーグからの処分はなし

Travis Durkee

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女性カメラマンに性的暴行を働いたという容疑をかけられているミネソタ・ツインズのミゲル・サノ三塁手に対して、MLBは独自調査を行なった結果、リーグ側からの処分はないと3月23日(日本時間24日)に発表した。

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サノは「メジャーリーグ・ベースボールが徹底した調査を行なってくれたことに感謝しており、気持ちを切り替えられることが嬉しい」という声明を出している。

「次のシーズンに集中し、チームメイトとともにプレイすることをとても楽しみにしている。家族、友人、選手会、ミネソタ・ツインズ、ファンがサポートし続けてくれていることにとても感謝している」。

ツインズのウェブサイトのカメラマンであるベッツィー・ビッセンは、サノに2015年に暴行されたと訴えている。

ビッセンは、サイン会でのサノとのやりとりについて詳しく説明し、試合でカメラマンとして働いていることから彼は彼女のことに気づいたのだと話した。彼女の主張は、サノがサイン会後に彼女の手首を掴み、近くの店舗のトイレに連れ込み無理やりキスをしようとしたというものだ。10分間のもみ合いのなかで助けを求めたものの、誰も助けには来なかったとのことだ。

ビッセンは「レイプではなかったけど、確実に暴行だった」と話している。

「『ノー』と言った時点で終わるべきことだった。彼は私の意見を尊重して止めるべきだったわ。でも彼は続けて私を傷つけたの」。

MLBは「サノと告訴人を含む20人以上の話を聞き、会話録を含む手に入る資料も確認した」と声明を出した。

「調査の結果、サノを処分するほどの決定的な証拠を見つけることはできなかった。目撃者の証言は異なっており、充分な証言となる同一な証言が得られなかった。新たな情報や証拠が今後出てこない限り、今回の一件でサノを処分することはない」。

2009年にツインズと契約したサノは、2015年にMLBデビューを果たしており、12月には「今日かけられた容疑ははっきりと否定する」と強く否定している。

「私は女性、特にプロスポーツで働いている女性に対してとても敬意を払っており、性的嫌がらせを受けたことのある人をとても同情している。私たちの社会には絶対に必要のないことだ」。

原文:Twins' Miguel Sano won't be disciplined by MLB for alleged assault
翻訳:Reo Onishi

Travis Durkee