層が厚すぎるヤンキース外野陣、レギュラーを勝ち取るのは誰?

Thomas Lott

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ニューヨーク・ヤンキースは、今年のスプリングトレーニング中に解決しないといけない問題をいくつか抱えている。

ヤンキースはミゲル・アンジュハールを三塁手で先発に入れるか、グレイバー・トーレスに二塁手が務まるかを見極める必要もあるが、何よりも多すぎる外野手の事を考えないといけない。

 

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1つ確かなのは、アーロン・ヒックスがレギュラーを獲得したいと思っている事だ。

「僕はセンターで先発出場したい」ヒックスは2月9日、『MLB.com』に語った。「センターは僕がレギュラーとして成功し、チームの優勝に貢献できるポジションだと思っている」

ヤンキースの攻撃面で幸運なことは、アメリカン・リーグゆえ指名打者を使えることなのだが、それでは問題の一部しか解決できない。トレードで獲得した2017年ナショナル・リーグのMVPジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジ、ブレット・ガードナー、ジャコビー・エルズベリー、そしてヒックスが外野手として名を連ね、それぞれが自分はレギュラー選手だと考えているからだ。

ヤンキースはおそらく、この内の1人を指名打者として使うと思われるが、もし捕手のゲーリー・サンチェスが守備でまた苦戦し、外野へと追いやられたら、打線に影響を与える可能性も出てくるだろう。

外野手の誰かをトレードに出すことも可能だが、現時点では、ヤンキースはフルメンバーでスプリングトレーニングに入るようだ。新監督のアーロン・ブーンにとって難しい采配となるだろう。そんな中、ブーン監督はヒックスに期待を寄せている。

「アーロン・ヒックスは昨年、大きく飛躍したと私たちは見ている」とアーロン・ブーン監督は言う。「スプリングトレーニングでは毎回、競争の場となり、選手たちはお互いプレッシャーを掛け合うことになる。ジャコビー・エルズベリーをロースターに入れたので、今年のスプリングトレーニングも競争の場となるだろうし、実力を発揮するには必要なことだ。それから、アーロン・ヒックスに関しては、万能な選手としても信頼している」。

こうなると、エルズベリーの高額な給料がネックとなってくる。エルズベリーには、まだ4 年8400万ドルの契約が残っているのだ。他チームがトレードでこの契約を引き受けることはないだろう。とすると、ヤンキースはヒックスやガードナーのような選手をトレードに出すのか? ガードナーは打線の着火剤であり、ヒックスは素晴らしい腕を持つ守備のキーマンだ。それをヤンキースは手放すのだろうか?

もしヤンキースがこの選手たち全員を留めると決めた場合、外野は2選手が交代で同じポジションに就くことになるが、いいのだろうか?

以上がヤンキースに尋ねたい質問の全てだが、レギュラーシーズンが始まるまでに返答はもらえないだろう。

原文:How will the Yankees handle their outfield logjam?

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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