今オフシーズンに北海道日本ハムファイターズの日本人ピッチャー、大谷翔平を契約したいと考えているチームは、いくつか書類作成の手続きを踏む必要がありそうだ。大谷と彼の代理人は、金額提示だけではなく、チームが彼をどう起用するのかを詳細に知りたがっているのだ。
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『AP通信社』が入手したメモによると、大谷陣営は、もし契約した場合、そのチームが彼を打者として起用するのか、投手として起用するのか、もしくは両方として起用するのかを明らかにすることを望んでいるようだ。
大谷は投手としても野手としても優れた稀有な逸材であり、「日本のベーブルース」という異名をつけられているほど。速球は150キロ台後半をマークし、スライダーも賞賛されているのに加え、彼の打者としてのパワーにもスカウトたちは惚れ込んでいる。
投手と打者のどちらもやらせてもらえる選手は非常に稀有なのだが、大谷はそれを望んでいるようだ。そしてそのチャンスを与えてくれるチーム、もしくは最も成功するチャンスを与えてくれるチームを探している。
AP通信社のメモによれば、大谷陣営は各チームに対して、大谷の投打の評価から始まるいくつかの質問状を、英語と日本語の両方で答えるよう要請。他にもチームの育成法やメディカルスタッフ、マイナーリーグや春季キャンプ施設の詳細、チームと本拠地のある都市への大谷の適応度などが要請されている。
おまけに、なぜ彼にとって良いチームなのかの概要も伝える必要がある。どうやらただのフリーエージェントではなさそうだ。
新たなポスティングシステムが正式にMLB、MLBPA、NPBによって承認された時点で、大谷はチームと契約することができる。新しいシステムは大筋で合意はしているものの、まだ正式にはなっていない。
原文:Shohei Ohtani reportedly wants formal proposal from teams on how they'll use him
翻訳:大西玲央