大谷翔平のレッドソックス戦2回降板で覚えておくべき3つのこと

Thomas Lott

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大谷翔平は17日のレッドソックス戦で結果を出すことができなかった。

今季3試合目の登板の相手はア・リーグ東地区首位を快走するレッドソックス。ここで23歳の二刀流はわずか2回しか投げられず、2四球を与えて3点を失った。

エンゼルスは大谷が右手中指のマメのため降板したと発表した。だが、初回の先頭打者から大谷の前には暗雲が垂れ込めていた。

1.大谷は最初から荒れていた

レッドソックスのセンター、ムーキー・ベッツはダイナミックな選手で、彼から三振を奪うのは難しい。その通り、初回の先頭でベッツは2ストライクを取られたもののそこから粘り、最後は狙っていた球を仕留めた。97マイルの速球をとらえ、左中間への本塁打としたのだ。過去2度の登板で、大谷はベッツのような打者には遭遇しなかった。25歳のベッツは新人の大谷に一振りで力を知らしめたのだ。

2.スプリングトレーニングでの問題が再浮上

大谷は過去2度、いずれもアスレチックス戦で素晴らしいピッチングを演じた。これをもって、スプリングトレーニングの結果は関係ないとの声が出た。

だが17日のピッチングは、ロッキーズとブルワーズを相手に投げたスプリングトレーニングの2試合を思い出させるものだった。スプリットはコントロールできず、速球は横への動きはあっても縦の動きのない素直なものだった。スプリングトレーニングの結果がレギュラーシーズンに直結するとは言わないが、無視できるものでもなさそうだ。 

3.中8日

大谷は日本で週に一度登板してきた。メジャーでも最初の2試合はその通りだった。

ところが今回は、登板予定だった15日のカンザスシティーでのロイヤルズ戦が悪天候で中止になり、2日スライドしてのマウンドになった。この日程の変更が調整に微妙な影響を与えた可能性がある。カンザスシティーから南カリフォルニアへの移動も関係したのかもしれない。

原文:Three takeaways from Shohei Ohtani's abbreviated start vs. Red Sox
翻訳:Hirokazu Higuchi

Thomas Lott