大谷翔平がホームランダービー参戦に意欲、地元紙・ファンはケガを懸念

Sporting News Japan Staff

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大谷翔平、球宴前日のホームランダービー参戦に意欲

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、トミー・ジョン手術の影響で“二刀流”は来年に持ち越し、今季も5月途中からのシーズンインだったこともあり、オールスター最終投票から漏れることとなった。

大谷本人も当然の結果と受け止めつつも、オールスターゲーム前日の7月8日(日本時間9日)に行われる恒例のホームランダービーに「参戦できたら光栄」と述べた。

本来、ホームランダービーにはオールスター出場選手から8人が選抜される。4分間無制限(タイムアウトあり)でホームラン数を競うため、ケガを懸念する選手が辞退するケースがある。事実、大谷の同僚で、エンゼルスの主砲マイク・トラウトは例年辞退している。

こうした経緯からオールスター本戦に漏れた各チームの強打者たちが招待されることがある。大谷には昨年のデビューイヤーも参戦待望論が湧き上がっていた。

ただ、地元紙の『Los Angels Times』は懸念も示す。トミー・ジョン手術後から右肘のリハビリに努めるなかで、4分間フルスイングを続けることを最大3回行うことで起こりうる身体的リスクだ。

大谷は、日本時間24日の時点でチームと何も話し合っていないと明かしていた。

もし参加要請が届けば、「医療スタッフと話し合う必要がある。もちろん、参加したいけれど、それは自分の判断だけでは不可能。(最終的には)チームの指示に従います」と答えたという。

メジャーで日本人初のサイクルヒット達成するなど、現時点で大谷の打撃成績が、ア・リーグ新人王を獲った2018年シーズン(打率.285、本塁打22)を上回る可能性があるとあえて紹介した『Los Angels Times』。地元紙としては、ホームランダービーでの活躍も見たいが、シーズン全体を考えると歓迎できないところだろう。

同じく地元紙『The Orange County Register』のエンゼルス名物番記者ジェフ・フレッチャーは、エンゼルスのビリー・エップラーGMが6月始めに、「(現在の大谷の回復状況で)参加可能かどうかを見極めるまでは言及しない」というコメントを伝えている。フレッチャー氏のツイートにはファンから賛否両論の意見が届いており、エンゼルスファンにとっては痛し痒しのホームランダービーといえそうだ。

なお、大谷がホームランダービーに参加すれば、日本人メジャーリーガーとして初となる。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。