大谷翔平の争奪戦が正式に始まった。
MLBは12月1日(日本時間2日)に、北海道日本ハム・ファイターズの二刀流選手との交渉が開始したことを発表した。交渉期間は3週間で、12月22日(同23日)いっぱいで終了する。
New posting system with Japan ratified, opening the door for Shohei Ohtani to be posted and sign with an @MLB club by Dec. 22. https://t.co/PexjAzDAHo pic.twitter.com/O8cOpFrNYE
— MLB (@MLB) 2017年12月1日
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この発表とともに、日本からMLB入りする際の新制度が、MLBと日本プロ野球の間で承認されたことも発表された。同制度は来年のオフシーズンから有効となる。
MLBによる発表の大部分は、2018年11月から2021年10月まで導入される新システムについてのものだったが、世間の興味は大谷に向けられるだろう。稀代の才能を持ち合わせた大谷は、現状の国際ルールが定めている350万ドルというお買い得な契約金になることもあり、全チームが注目している。
交渉権を勝ち取ったチームはファイターズに2000万ドル支払わなければならないが、160キロの速球、凄まじい変化球、キャリア通算で.859のOPS、試合の流れを変えることができる走塁スピードを持ち合わせた23歳の選手と契約するには大した額ではない。
大谷の代理人であるネズ・ バレロ氏は先週、MLBの全30球団に対して、大谷がチームと本拠地のある都市にいかにフィットし、練習施設の質、大谷の打者・投手としての起用法などを説明するよう質問状を提出している。
現状、大谷を獲得する有力候補として、ニューヨーク・ヤンキース、テキサス・レンジャーズ、ロサンゼルス・ドジャース、シアトル・マリナーズなどがあげられている。
さらに、MLBは埼玉西武ライオンズの右腕投手、牧田和久も今年の終わりまでにポスティングされることを発表した。33歳の牧田は、NPBでの7シーズンで防御率2.83を記録している。長年先発ローテーションを守っていた牧田だが、ここ2シーズンは救援投手として活躍している。
原文:Shohei Ohtani will sign with an MLB team by Christmas
翻訳:大西玲央