大谷の打順「2番」は期待の現れ? 日米で浸透する2番打者“最強論”

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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は米国時間2月26日(日本時間27日)、サンディエゴ・パドレスとのオープン戦に「2番・指名打者」で先発出場した。打者デビューとなったこの日、大谷は3打席で2四球、1安打(1打点)と全打席で出塁し、幸先の良いスタートを切った。

打者デビュー戦で3出塁の大谷、投手デビュー戦の悪印象を帳消しに

 

 

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マイク・トラウトやアルバート・プーホルス、アンドレルトン・シモンズら主力選手たちがスタメンを外れたこの試合、大谷に与えられた打順は「2番」。近年のメジャーリーグでは、多くのチームが「2番」に最強打者を置いている。

 

 

昨季の両リーグ本塁打王で、今季からニューヨーク・ヤンキースのチームメイトとなったアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンは、いずれも2番を打っていた。エンジェルスも昨年は、リーグトップのOPS1.071をマークしたトラウトを2番打者として起用していた。2015年に41本塁打、123打点でアメリカン・リーグMVPに輝いたジョシュ・ドナルドソン(トロント・ブルージェイズ)、2016年に39本塁打、102打点でナショナル・リーグMVPを獲得したクリス・ブライアント(シカゴ・カブス)も2番打者だった。

日本球界でも昨年、楽天ゴールデンイーグルスが強打者のカルロス・ペゲーロを2番打者として起用した。ペゲーロは昨季26本塁打を放ち「恐怖の2番バッター」と恐れられた。過去には小笠原道大(元日本ハムファイターズ)、アダム・リグス(元ヤクルト・スワローズ)らが、2番を打ちながら本塁打を量産した。

2番に最強打者を置くトレンドの背景には、データ分析(セイバーメトリックス)の進歩がある。3番や4番に強打者を置くよりも、シーズンを通してより多く打席に立つ2番に強打者を置いた方が、チームの得点力が上がるというデータが出ている。それ故、メジャーリーグをはじめ近年は日本でも、2番に強打者を置くチームが増えている。

エンジェルスの2番は球界屈指のスター選手であるトラウトの指定席だが、大谷が打者デビュー戦でその席に座ったのは、マイク・ソーシア監督の大きな期待の現われかもしれない。

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