『ESPN』によると、ロサンゼルス・エンジェルスが獲得した投手兼指名打者の大谷翔平のメディカル情報がどうやって漏れたのか、MLBが調査に乗り出す。
『Sports Illustrated』は12日、23歳の大谷が右ひじにPRP注射を受けたと報じ、その後『Yahoo Sports』が大谷のメディカルデータ、具合的には大谷の右腕に「靭帯の損傷がある」ことを報じた。
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エンジェルスのマイク・ソーシア監督は13日、ビリー・エップラーGMが『Sports Illustrated』の報道を認めた後、大谷のひじについて何も心配していないと語った。
エップラーGMによると、大谷のメディカルデータは獲得に興味を持っていた球団に配られていたことから、どこかの球団内の誰かが資料をリークしたのかどうか、MLBは調査に乗り出す。
MLBは過去にも、球団と記者のコミュニケーション履歴(電話やメールの記録)を調査していると、『ESPN』は伝えた。
「2014年4月、『ESPN』は当時フリーエージェントだったステファン・ドリューとケンドリー・モラレスの評価に関する、匿名スカウトの意見を発表した。この話はMLB選手会専務理事のトニー・クラークが強い関心を示し、彼はこれは談合であると主張、MLBに調査を求めた。MLBは30球団にメモを送り、全ての電話とメールの記録を証拠として残しておくように伝えた」
大谷獲得を逃した球団が、若きスターの契約に失敗したことに対する批判を和らげるために情報をリークしたと考えるのは、合理的だ。
大谷はいくつかの球団から熱烈な誘いを受けた後、先週末にエンジェルスと契約した。
原文:Shohei Ohtani injury update: MLB investigates Angels P/DH medical info leak
翻訳:Muneharu Uchino