AP通信によると、国際フリーエージェントの契約を規定する現状のルールの下、テキサス・レンジャーズは日本プロ野球の二刀流スター、大谷翔平に最高353万5000ドルの契約金を支払うことができる。
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AP通信が得たMLBのデータによると、ヤンキースは325万ドル、ツインズは324万5000ドルと、ほぼ同額を支払うことができるが、7桁の契約金をオファーできるのは他にパイレーツ、マーリンズ、マリナーズの3球団だけだ。大半のチームはオファーできる金額を厳しく制限されている。
レンジャーズ、ヤンキース、ドジャース、レッドソックスの4球団は、打席でパワーを発揮しマウンドでは100マイルの速球を投げる日本ハム・ファイターズのスター選手に、もっとも強い関心を示してきた。
MLBのデータによると、レッドソックスはたったの46万2000ドルしかオファーできず、ドジャースは規定の契約金総額を超過したペナルティとして、たったの30万ドルしかオファーできない。
23歳の大谷は今週はじめ、米国に拠点を置くエージェントを雇い、2018年は米国でプレーしたい意思を口にしたと報じられた。
まだ25歳以下の彼は、国際アマチュア選手として扱われ、球団によって異なる上限金額が設定されたスタンダードなマイナリーグ契約を結ぶことになる。
もし大谷が25歳になるのを待てば、彼は国際アマチュア選手をコントロールする経済的制約から解き放たれ、2億ドルを超える大金を手にするだろうと何人かのMLBエグゼクティブは見ている。
昨年のパシフィック・リーグのMVPである大谷は、5シーズンで42勝15敗、防御率2.52、543回を投げて624奪三振、打率.286、48本塁打、166打点をマークしている。
原文:Rangers have most to spend on Shohei Otani signing bonus
翻訳:Muneharu Uchino