大物FA選手5人に最もフィットする移籍先(前編)

Alec Brzezinski

大物FA選手5人に最もフィットする移籍先(前編) image

スプリングトレーニングの開始まで1カ月を切った今でも、MLBのロスターは依然、流動的だ。

それはなぜか? 今オフのFA選手の大部分が、理想のオファーとチームを待ち続け、移籍先が未だに決まっていないからだ。トレードに動いたチームもいるが、残りの球団はFA選手を探している。

 

MORE: 今なら無料視聴可。スポーツを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!

 

移籍先の決まっていないトップクラスのFA選手5人に最も適したチームを考えてみよう。

ジェイク・アリエタ

シカゴ・カブスの元エースで、2015年のサイヤング賞投手は、シカゴでの4シーズンで64勝29敗の成績を残したが、防御率はここ2年で悪化しており、そのことで彼の真価が問われている。アリエタは、パワーピッチャーではないが、彼に合った球場で投げれば調子を取り戻せるはずだ。

カブスとミルウォーキー・ブルワーズがアリエタに最も接近しているが、セントルイス・カーディナルスもまた先発投手を欲しており、昨シーズン、デクスター・ファウラーを奪い去ったように、またシカゴの看板選手を獲得する可能性もある。ナショナル・リーグ中地区に残れることは、アリエタにとっても都合がいいが、果たしてどのチームに行くのか?

アリエタが気分転換をしたいと願っている一方で、リグレー・フィールドとカブスファンは、今でも彼に最高のシチュエーションを提供してくれる。もはや、カブスの真のエースとは言えないかもしれないが、アリエタはローテーションの核となり、カブスをポストシーズンに導いてくれるだろう。

エリック・ホズマー

彼の28歳という年齢と最近の好調を考慮すると、ホズマーは今オフのトップFA選手と言えるだろう。ショッキングなことに、ここ数週間、彼を獲得する動きはほぼ止まってしまっている。過去2シーズンで、25本以上の本塁打と94点以上の打点を記録し、昨年はキャリア最高の.318/.385/.498(打率/出塁率/長打率)をマークした。

サンディエゴ・パドレスとカンザスシティ・ロイヤルズがホズマーに最も接近しているが、シーズンが近づくにつれて、驚くべき球団が現れるかもしれない。ホズマーにとって不運なのは、強豪チームのほとんどが既に一塁手を固定してしまっているので、彼の獲得合戦が繰り広げられることはない。しかし、カーディナルスやブルワーズのようなチームが、ホズマーを打線に加えるために、他の選手を動かす可能性もある。

ワールドシリーズ進出を本気で狙うのなら、カーディナルス打線にはあと数人、スター選手が必要だ。マット・カーペンターが一塁を守る予定だが、彼は内野のどこでも守れる選手だ。今オフ、既にマーセル・オズナを獲得しているカーディナルスにとって、ホズマーは最高の補強となるはずだ。

後編につづく)

 

 

Alec Brzezinski