1月25日、ミルウォーキー・ブリュワーズは、フリーエージェントとなっていた外野手のロレンゾ・ケインと、マーリンズの外野手クリスチャン・イエリッチの獲得という、2つの大型移籍を実現させ、ついに今オフのMLBを目覚めさせた。
ケインは26日に、5年間で8000万ドルの契約を確定させ、正式にナショナル・リーグ中地区の一員となった。ケインとイエリッチは、どちらも28日に予定されているファン感謝祭に参加し、ファンたちはシーズン開幕より一足早く、この注目の2選手にお目にかかることになった。
ブリュワーズは昨年、ロッキーズとの戦いに敗れ、あと一歩のところでポストシーズンへのチャンスを逃した。イエリッチはMLBでのキャリアの中で打率.280を下回ったことがない。なおかつ、パワーとスピードを兼ね備えている。ケインと組むことで、外野の3分の2は一流の守備で固められるだろう。
では、次は誰を獲得すれば良いのか。
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ブリュワーズは、すでに魅力的な外野手を数人確保している。しかし、ライアン・ブラウンは12シーズン在籍しているが、2012年からはシーズンを通しての出場をしていない。そして、ドミンゴ・サンタナとキオン・ブロクストンも定位置を掴めなかった。
ブリュワーズは投手を獲得するために更なるトレードが必要だ。そのために、ブラウンを酷使して、エリック・テイムズとともに1塁を任せるのも1つの策だ。そうすれば、ブロクストンとサンタナを外野に置くことで、新たな選手枠を使わずに済む。
#Brewers GM David Stearns on possibility that Ryan Braun would play some 1B to ease OF glut: "That's something we're open to exploring in spring training and see where it leads. It's something Ryan is open to."
— Tom (@Haudricourt) 2018年1月26日
「ブリュワーズのデイビット・スターンズGMは、ブラウンが外野手に加えて1塁手としてもプレーする可能性についてこう語っている。「それについては、春季キャンプを見て判断するでしょう。可能性は十分にあります」
一方、25歳のサンタナは昨シーズン30本塁打85打点の活躍をし、先発投手を獲得するトレードにうってつけの選手だ。ユーリッチ、ケイン、ブラウンの外野トリオは、おそらくMLBの中でも最強の布陣だ。加えて、控えにはブロクストンがいる。サンタナはすでにお役御免で、ブリュワーズはポストシーズンのために、別の選手を必要としている。
25日、タンパベイ・レイズ所属のクリス・アーチャーは、今オフの移籍はないだろうと語った。しかし、ブリュワーズは諦めてはいけない。サンタナに加えて有望な若手選手を提示すれば、アーチャーの獲得は成功し、ブリュワーズの最大の要求も満たされるだろう。
その後、フリーエージェントとなっているアレックス・カッブかランス・リンを獲得すれば、先発投手5人で盤石のローテーションを組むことができる。
結果、今オフの残り期間でブリュワーズがどのような決断をしたとしても、それはおまけのようなものだ。イエリッチは、最もワクワクさせてくれる若手選手であり、活躍も間違いない。ケインはケガと戦ったが、その後は好調を維持している。選手枠にはまだ余裕があるが、すでにプレイオフチームのように見える。それはブリュワーズが1982年以来2回しか達成できていないものだ。
原文: After two bold moves, what's next for Brewers?
翻訳:日本映像翻訳アカデミー