マーク・マグワイアはここ20年で最も人を興奮させた人物のひとりだ。彼は70本のホームランを打ち、古い記録を塗り替えた。
筋肉増強剤のスキャンダルによって、彼は野球殿堂入りの資格から外れることになった。しかしマグワイアは筋肉増強剤なしでも打撃スキルを保ち、70本のホームランを打つことができたと信じている。
「間違いない」とマグワイアはアスレチックのインタビューに答えた。「私は自分自身のことを知っている。ああ、知っている。私はホームランバッターとしてこの世に生またが、残念ながら筋肉増強剤を使ってしまった。私は後悔し、そのことについて話した。話す必要はなかったのにだ。そういうことだ。話す必要はなかった」
マグワイアは、記録的なシーズンを迎える前から、確立されたスラッガーだった。彼は1987年、新人として迎えたシーズンで49本のホームランを放ち、昨年アーロン・ジャッジが52本の本塁打を放つまで記録を残した。マグワイアは1996年に52本、1997年に58本のホームランを放っている。彼にとって最大の問題は、筋肉増強剤が体に入るのを防げなかったことだと彼は語る。
「不幸な事に、筋肉増強剤の検査はされなかった」とマグワイアは話す。「何も起こっていない(スポーツをきれいに保つ)ことはなかった」と語った。「残念ながら、私たち全員が試合をしていたときに検査をしていればよかったのにと思うが、私は検査されなかったんだ」
今やパドレスのコーチを務めているマグワイアは、筋肉増強剤を使った過去に関しては非常に率直に語っている。彼は野球殿堂に入ってはいけないというイメージは今なお残っている。
原文:Mark McGwire insists he could have hit 70 home runs without PEDs翻訳:Hiroshi Ito