【前編】ダルビッシュ記者会見全文(WS第7戦終了後)

Muneharu Uchino

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ワールドシリーズ第7戦に登板したロサンゼルス・ドジャースのダルビッシュ有が試合後、記者会見を行った。
MLB公式サイトでは、会見映像とスクリプトが配信されている。

以下、ダルビッシュの会見内容全文。

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「前回の登板でスライダーと、まあ自分の一番得意にしている曲がり球系が全くダメで、この中4日の間にずっと修正をしてきて、ストライクを投げるレベルまで持ってこれたんですけども、打者を圧倒できるレベルまでは引き上げることができなかったので、まあ色々試行錯誤してきたのは良かったですけれど、最後2試合でそれができなかったのが残念です」

――お疲れ様でした。第7戦という大事なところを任されて、おそらく不満な結果だったと思うんですが、ご自身の登板を振り返られて、どのような感想が今ありますでしょうか?

「もちろんこの一番最後の試合、第7戦というところで任されるピッチャーっていうのは、1年に2人だけ、2人も出ないので、まあ第7戦までいかないとない話ですから、ここを経験できたことはすごく大きかったですけど、チームが勝てるようなピッチングがしたかったです」

――前回と今回の試合で先に点を取られてしまって、ドジャースが勝つことができなかったという試合だったんですけれども、それについてご自身でどれくらい失望している?

「失望というか、自分の引き出しが足りなかったというのが全てだと思うんで、もちろんこれはしばらくは自分の中に残るでしょうし、これを糧にできるようにしたいです」

――スプリンガーに二塁打と本塁打を打たれましたが、彼が対戦するに当たって難しい打者である理由は?

「うーん…… まあ初回のやつもスライダーがこう、なんていうのかな、カドが出てくれないというか、カドっていうかなんていうのかな、だからやっぱりスプリンガーみたいなバッターだと、もう、なかなか難しいなって。最後も結局、(カウント)3-2からスライダーをバーンズがコールしたんですけど、今日のスライダーのクオリティだと、やっぱり同じことになると思って、真っ直ぐを選んだので、だからやっぱり、今の自分の状態にスプリンガーは難しかったんじゃないかなと」

――最後は残念な結果に終わりましたけれども、この3ヶ月間、必要とされてここ(ドジャース)に来て、この3ヶ月間はどんな3ヶ月間だったでしょうか?

「もう色んなことをいただいたので、本当に感謝しかないですし、DS(地区シリーズ)、CS(リーグ優勝決定シリーズ)とチームを勝たせることができたんですけど、最後のこのワールドシリーズで足を引っ張ってしまって、それが本当になんていうのかな、こう、恩を最後までちゃんと返したかったな、というのがすごく残念です」

後編につづく)

Muneharu Uchino