マイアミ・マーリンズのクラブハウスの力学を変えてしまった特別なことがひとつあった、とクリスチャン・イエリッチは言った。
ブルワーズに移籍したイエリッチによると、ホセ・フェルナンデスの死がマーリンズの球団全体を悪い方に変えてしまったのだという。
「マーリンズからトレードされた者も、今も残っている者も、意見は同じだ。ホセの悲劇で何もかもが変わってしまった」とイエリッチはESPNに語った。「彼がいれば勝てる可能性があると、チームの誰もが考えていたと思う。本物のエース、ナンバーワンのスターター。彼はそういう存在だった。事故は誰のせいでもない。あれは悲劇だった。あんなことが起ころうとは、誰も思ってもみなかった」
→今なら無料視聴可。プロ野球・MLBを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!
フェルナンデスは2016年のシーズン終盤の9月25日、ボートの事故で亡くなった。フェルナンデスを失ったことが、2017年に77勝85敗でプレーオフ進出を逃すという残念な結果に直結したと思える。
「マーリンズはチーム再建に乗り出し、うまく進んでいたと思う。あらゆる材料が揃っていた。いくつか違ったことが起きていたら、結果はどうなるか分からなかった」とイエリッチ。そして「多くの選手がそう感じていただろう。本当にチーム再建まで近づき、チームとして何か成し遂げられそうだった。けれども、成し遂げることはできなかった。この世界では、何事もなしえなければ、チームは動くしかない。それがマーリンズに起きたことだ」と続けた。
結局マーリンズはこのオフ、新経営陣のもとでイエリッチをミルウォーキー・ブリュワーズに放出したほか、ジャンカルロ・スタントン、ディー・ゴードン、マルセル・オスーナといった主力選手を一掃した。
一連のトレードはファンにはとても不評だ。しかし新経営陣はチーム再建に踏み出した。そのためには高年俸の選手を出して年俸総額を抑えたいところなのだ。
イエリッチはトレードの意味を理解しており、オーナー陣の一員であるデレク・ジーターには尊敬の念を抱いていて、マーリンズに恨みはないと言う。
「マーリンズには感謝している。2010年にドラフトで指名してくれた。メジャーでプレーする機会を与えてくれた。このチームで一生の友を得ることができたし、多くの思い出を作ることができた。チームとしていろいろなことができたし、さまざまな経験ができた。ともに悲劇を乗り越えることができた。どれも忘れられないことばかりだ。野球人生の一ページであり、人生そのものの一ページでもある。僕にとってマイアミは、いつまでも特別な存在だ」
原文:'Everything changed' with Marlins after Jose Fernandez died, says Christian Yelich
翻訳:樋口浩一
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン