スポーツアナウンサー、ジョー・バックとのインタビューでアレックス・ロドリゲスは、23年のメジャーリーグキャリアにおけるステロイド使用について語った。
それは大金と殿堂入りを失っただけでなく、彼の名声を傷つけてしまったとロドリゲスは言った。
「第一に、何億ドルもの保証された契約があった。文字通り、ソファに座ってぶくぶくと太っていくことができた。何て馬鹿なことをしたんだろう?」ESPN.comを通じて、ロドリゲスは言った。「僕は4000万ドル以上を失った。そして自分の名誉を傷つけ、殿堂入りをはじめ色んなものを失った」
2008年のシーズン前、ロドリゲスはヤンキースと10年2億7500万ドルの契約を結び、その6年後に故障、右臀部の手術を行った。『ニューヨーク・ポスト』によると、ロドリゲスがなぜキャリアの晩年に薬物を使ってパフォーマンスを高める必要があると感じたのか、バックを尋ねると、ロドリゲスはヤンキースのために活躍しなければならないとプレッシャーを感じており、また右臀部に激しい痛みを感じていたと語った。
「それはルールを破っても良いという理由にはならない。私は間違いを犯し、ペナルティを受けた」ロドリゲスは言った。「もっとも辛かったのは、娘のナターシャとエラに、私の間違いを伝えなければならないことだった」
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バイオジェネシス・スキャンダルの際、違法薬物を使用していたアスリートの名前に彼の名前が含まれていたことを受けて、MLBは2013-14シーズンにロドリゲスを出場停止処分とした。
ロドリゲスは、自ら招いた状況について考えながら休まらぬ夜を過ごしたことを、バックに語った。
「夜から朝の4時か5時くらいまで座っていた。そんな夜が何百回とあった。涙を流しながら『僕はなんて馬鹿なことをしたんだろう?僕はポケットエースを持っていたが、やがて全てを失うと気付いたただの間抜けだった』などと言っていた」ロドリゲスは言った。
シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズ、そしてヤンキースでプレーしたロドリゲスは、通算696本塁打でキャリアを終えた。彼は2009年にワールドシリーズを制したヤンキースの一員だった。