アトランタ・ブレーブスの黄金期は90年代と2000年代前半のどちらだったかという議論は、必然的に14回のチャレンジでたった1度しかワールドシリーズに勝てなかった悲劇で締めくくられる。前代未聞の連続地区優勝劇は、ポストシーズンで一流選手たちが失速したことで、目立たなくなっているのだ。
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近年のスポーツでは、チャンピオンシップの結果に基づいて、その卓越性を定義される傾向にある。ブレーブスが1991年から2005年までに果たした14年連続の地区優勝は、物足りないと言われるかもしれない。しかし、MLBネットワークの最新ドキュメンタリー番組のプロデューサーは、ブレーブスファンのみならず、野球ファン全般に、ブレーブスというチームを、結果ではなくその過程で評価してほしいと望んでいる。
ドキュメンタリー番組『アトランタ・ルール:90年代ブレーブスの物語』では、長い間低迷に苦しんでいたチームがいかにして理想の球団としての地位を確立したのか、そして前代未聞で、きっと今後も実現することが難しい、何年も連続で地区優勝を成し遂げるという偉業について実直に振り返っている。殿堂入り投手トリオのグレッグ・マダックス、トム・グラビンとジョン・スモルツ、先日殿堂入りを果たしたばかりのチッパー・ジョーンズ、かつてのオールスター選手であるデビッド・ジャスティスとテリー・ペンドルトン、ワールドシリーズのヒーロー、マーク・レムキーなどが、当時の歴史的地区連覇について考察している。
しかし、なぜ90年代のブレーブスを今放送するのか? 近年、多くのブレーブス出身選手が殿堂入りを果たしており、チッパー・ジョーンズが殿堂入りしたことが最終的な切り札となった。MLBネットワークは、チームを祝うには、これがベストのタイミングだと考えたのだ。2000年代以降に生まれた視聴者には、古代の歴史に感じるかもしれない。
「彼らは信じられないことを成し遂げました」番組プロデューサーは、Sporting Newsに対し述べた。「当時のブレーブスを直接目にしてない、もしくはあまり覚えていない人は、それらのことを過小評価している可能性があります」。
ファンが忘れてしまった、もしくは覚えていない「それらのこと」とは以下の通りである。
・9年間で5度のリーグ優勝
・1997年以降、100勝以上を挙げたシーズンが、3年連続を含む4シーズン
・10数年間で7人のサイヤング賞投手を輩出
・18人がオールスターに選出され、1991年から1999年までに合計36人がオールスターでプレー
地区連覇の間にチームが成し遂げたことを振り返ると、「本当にクレージー」だったとプロデューサーは述べた。
同時にもっとクレージーだったと言えることは、素晴らしいファームシステム、的確な選手補強、ケガが少なかったことなど、10年間ほぼ変わることのなかったチームの中核を成すものである。
「スター選手が集結し、何年もの間ずっと勝ち続けるなんて、もう二度と見られないと思います」プロデューサーは語った。
(後編へ続く)
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