今週、2018年MLB開幕! 今年のレイズ、ここに注目!!

HIROKAZU HIGUCHI

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ア・リーグ東地区
タンパベイ・レイズ

2008年から6年連続勝ち越しで低予算球団の模範的存在だったタンパベイ・レイズが、ここ4年間は負け越しが続いている。オフには先発のジェイク・オドリッジ、救援のブラッド・ボックスバーガー、主力打者のエバン・ロンゴリアやコーリー・ディッカーソン、スティーブン・ソウザらをトレードで出し、ローガン・モリソンやルーカス・デゥーダはFAで移籍した。チームは若手が育つまでの過渡期に入った。

★ポイント1:アーチャーの行方

エースのクリス・アーチャーが他球団から熱視線を浴びている。メジャー6年間で2桁勝利3度、通算51勝63敗、防御率3.63。昨季は10勝12敗、防御率4.07だったが、249奪三振はアメリカン・リーグ3位と意地を見せた。現在の6年契約は来季まで残っているが、年俸は今季約642万ドル、来季が約767万ドルと実力から見ると格安だ。それだけに他球団にとって魅力的だが、レイズとしては残しておいても問題ないところ。行方が注目される。

★ポイント2:レイズ・デビュー

ネーサン・イオバルディが今年のスプリングトレーニングで、レイズの一員としてデビューした。ニューヨーク・ヤンキース在籍時の一昨年8月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリ中の昨年2月にレイズと契約。昨季は全休し、今季満を持して復帰した。2015年には14勝3敗という、貴重な先発要員だ。

★ポイント3:新球場建設

今年2月、スチュワート・スタンバーグ筆頭オーナーが新球場建設計画を発表した。タンパ東部に建設しようというもの。レイズは球団創設1年目の1998年からずっと、タンパ近くのセントピーターズバーグにある密閉型ドーム球場トロピカーナ・フィールドを本拠地にしている。野球場としての同フィールドの評判は芳しくなく、昨季の1試合当たりの観客数はMLB最小だった。
 

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