▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
ア・リーグ東地区
トロント・ブルージェイズ
2015年、16年と2年続けてアメリカン・リーグ・チャンピオンシップに駒を進めたが、昨季は地区4位に転落した。J・A・ハップ、ジョシュ・ドナルドソンという投打の柱が今季終了後にFAになるのは、懸案事項だ。昨季の本拠地(ロジャーズ・センター)の観客動員は、ニューヨーク・ヤンキースに次いでア・リーグ2位だったが、今季はチームの成績も上位に押し上げたいところだろう。
★ポイント1:年俸2300万ドル
このオフ、ジョシュ・ドナルドソンが年俸2300万㌦で契約し、調停を回避した。年俸調停権有資格者の年俸で史上最高額だ。2015年には打点王でア・リーグのMVP。昨季は右ふくらはぎを痛めるなどで113試合出場に止まり規定打席に届かなかったが、8月以降22本塁打で33本塁打を放った。ただ、チームが低迷すると来季のことを見越して、トレード要員になるかもしれない。
★ポイント2:質より量を補強
このオフには先発のハイメ・ガルシア、救援の呉昇桓、外野手のカーティス・グランダーソンと、FA市場の中堅選手といずれも1年契約を結んだ。さらに、トレードで内野手のアレドミス・ディアス(前セントルイス・カージナルス)とヤンゲルビス・ソラルテ(前サンディエゴ・パドレス)、外野手のランドル・グリチェク(セントルイス・カージナルス)を獲得。量を充実させて今季に臨む。
★ポイント3:野球とアメフトの二刀流
外野手のアンソニー・アルフォードは昨季5月19日にメジャー・デビューを果たした。4試合目の5月23日、七回に代打で登場して初安打を放ったが、九回の打席でスイングした際、左手首の有鉤(ゆうこう)骨を折ってDL入り。昨季はそのままメジャーで出番なく終わった。ミシシッピ州の高校を出てプロ入りし、夏はマイナーリーグで野球、冬はミシシッピ大でフットボールと二足のわらじを履いた珍しい“二刀流”アスリート。ケガに泣いた昨季の悔しさを、今季もメジャーの大舞台で晴らしたいことだろう。