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ナ・リーグ東地区
フィラデルフィア・フィリーズ
フィラデルフィア・フィリーズは2007年から地区5連覇の後、12年からは6年連続で地区3位以下、昨季を含めて最下位に3度も沈んでいる。それでも昨季リース・ホスキンス、J・P・クロフォード、ニック・ウィリアムズといった若い選手たちが成長した。さらに、投手でジェイク・アリエッタ、野手では一塁手のカルロス・サンタナをFAで補強し、戦力もアップした。現役時代、読売ジャイアンツに在籍したことのあるゲーブ・キャプラー監督が今季から指揮を執る。
★ポイント1:FAの目玉獲得
今オフ、ダルビッシュ有と並びFA史上の目玉とされたジェイク・アリエッタ(前シカゴ・カブス)と3年総額7500万㌦で獲得した。2015年に22勝でサイ・ヤング賞受賞。翌2016年は18勝を挙げカブスのワールドシリーズ制覇に貢献した。アーロン・ノラ、ニック・ピベッタ、ジェレッド・アイクホフ、ビンス・ベラスケスら20歳代の若い投手陣にとって、実績のある32歳のアリエッタは頼もしい存在になる。
★ポイント2:遊撃の新星に期待大
22歳のクロフォードは昨季メジャーにデビューして23試合に出場。オフには昨季までの正遊撃手フレディ・ガルビスがサンディエゴ・パドレスにトレードしたことから、J・P・クロフォードへの期待の高さが分かる。2013年ドラフト1巡目で188㌢、81㌔と細身で、遊撃の守備は抜群だ。打撃に課題はあるものの、四球が多く出塁率が高い。
★ポイント3:新監督は元読売ジャイアンツの選手
前出のとおり、昨季までロサンゼルス・ドジャースの育成部長だったゲーブ・キャプラー氏がフィリーズの監督に就任した。2005年に読売ジャイアンツに在籍し、38試合で打率.153、3本塁打、6打点だった。「日本では残念ながら活躍できなかったけれど、巨人はよくしてくれたし、いろいろ勉強になった」(キャプラー監督)。様々な経験を活かし、若いチームを引っ張っていく。