今週、2018年MLB開幕! 今年のパドレス、ここに注目!!

HIROKAZU HIGUCHI

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ナ・リーグ西地区
サンディエゴ・パドレス

2006年を最後に、サンディエゴ・パドレスは目下11年間プレーオフと無縁のチームだ。昨季はチーム打率.234とチーム総得点604などがナショナル・リーグ最低だった。だが、今季はFAでエリック・ホズマーを獲得。フィラデルフィア・フィリーズの正遊撃手フレディー・ガルビスをトレードで加えて戦力を整えた。メジャーを目指すプロスペクト(将来を嘱望される選手)は豊富。これからのチームだ。

★ポイント1:大物FA選手獲得

カンザスシティ・ロイヤルズでワールドシリーズ優勝を経験した一塁手、ホズマーを8年総額1億4400万㌦で獲得した。ロイヤルズの7年間で通算1132安打、127本塁打。昨季は全162試合に出場して打率.318、25本塁打、94打点だった。パドレスに足りない攻撃力のアップとともに、手本となって若手をリードするのも仕事だ。

★ポイント2:プロスペクトは二世選手

今季のパドレスのナンバーワン・プロスペクトはフェルナンド・タティースJr.だ。19歳の遊撃手。昨季はAとAAで合わせて131試合に出場して打率.278、22本塁打、32盗塁だった。今春はメジャーのキャンプに招待参加したスター候補生だ。父のフェルナンド・タティースは主に三塁手で1997年から2010年までセントルイス・カージナルスなどに在籍。1999年4月23日のロサンゼルス・ドジャース戦の3回には、大リーグ史上ただ一度の1イニング2満塁本塁打を記録している。

★ポイント3:33歳の新人サブマリン

牧田和久は33歳の新人。埼玉西武ライオンズの7年間では、先発も救援も務めて通算53勝49敗29セーブだった。パドレスでは中継ぎとなる。メジャーでは珍しい下手投げなので、右の強打者が多いナ・リーグ西地区でどこまで通用するのか、楽しみだ。

HIROKAZU HIGUCHI