今週、2018年MLB開幕! 今年のジャイアンツ、ここに注目!!

HIROKAZU HIGUCHI

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ナ・リーグ西地区
サンフランシスコ・ジャイアンツ

2010年、2012年、2014年とワールドシリーズを制覇し、2016年もプレーオフに進出した。だが、昨季のサンフランシスコ・ジャイアンツは故障者が続出し、10年ぶりの地区最下位。98敗は1883年から100年を超える球団史上、1985年の100敗に次ぐ敗戦数だった。このオフにはトレードでタンパベイ・レイズからエバン・ロンゴリア、ピッツバーク・パイレーツからアンドリュー・マッカチェンという強打者を補強。昨季の雪辱に臨む。

★ポイント1:トレードで大型補強

昨季のサンフランシスコ・ジャイアンツは本塁打数と長打率でナ・リーグ最低、総得点は下から2番目と、打線の迫力が不足していた。この課題を克服するため、メジャー10年間で毎年2桁本塁打をマークし、通算261本塁打のエバン・ロンゴリア、2013年ナ・リーグMVPのアンドリュー・マッカチェンを加えた。

★ポイント2:2013年パイレーツ戦士

2013年のピッツバーク・パイレーツは、1993年から始まったメジャー史上最長の20年連続負け越しをストップした。前出のとおり、そのときのメンバーだったマッカチェンと、救援左腕のトニー・ワトソンが今季サンフランシスコ・ジャイアンツに加わった。昨季4年総額6200万ドルでジャイアンツに入団したマーク・メランソンもそのひとりだ。昨季は右腕の血行障害に苦しみ、2度のDL入りで32試合の登板で30回しか投げられなかった。昨年9月に右腕の手術を受けた。今季は旧友との再会を刺激に復活を期す。

★ポイント3:“大黒柱”バムガーナー

マディソン・バムガーナーは、2016年シーズンまで6年連続で200投球回をクリアして2桁勝利を挙げていたが、昨季は4月20日の休日にダートバイクで転倒し、肋骨打撲と左肩関節捻挫で約3カ月間チームを離脱した。2017年シーズンは17試合登板で111投球回、4勝9敗に終わり、チームに多大な迷惑をかけた。昨年の悔しさをバネに、今シーズンの奮起を期待したい。
 

HIROKAZU HIGUCHI