11月7日に元メジャーリーグ選手の投手ロイ・ハラデイが死亡した件について、操縦していた飛行機がメキシコ湾に墜落する際、外傷を受け、その後溺死したと検視により特定された。
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TMZスポーツとタンパベイ・タイムズが入手した検視報告書によると、ハラデイは鎮痛剤を含めた3種類の処方薬を服用していたことも明らかになった。血中アルコール濃度は0.01パーセントだったが、鎮痛剤とアンフェタミン、さらには不眠症の治療に使われる睡眠薬が体内から検出された。
ハラデイはトロント・ブルージェイズとフィラデルフィア・フィリーズで16年間活躍し、オールスターゲームには8回出場。2003年にアメリカン・リーグでサイ・ヤング賞に輝き、さらにはナショナル・リーグでもフィリーズ1年目の2010年に受賞した。また、熱心な飛行愛好家で、所有していた軽飛行機ICON A5の飛行写真などを頻繁に投稿していた。事故当時、彼は40歳だった。
「ドック」の愛称で親しまれたハラデイは、サイ・ヤング賞を受賞した年を除いても候補者として上位5位に5回もランク入りしている。これを見ても彼が一流の主力ローテーション投手として君臨していたのは明らかだ。また、通算220回以上投げたシーズンが8回もあり、2010年5月29日にはマーリンズ戦で完全試合を達成し、同年10月には地区シリーズの対レッズ第一試合にてノーヒット・ノーランも達成した。
事故の目撃者はハラデイの飛行機が墜落前に不規則な動きをしていたと話している。アメリカ連邦航空局の調査団は、ハラデイはフロリダ州ニューポートリッチーの沖合で2人乗り飛行機を急な方向転換をしながら操縦していたと見解を示した。
原文:Autopsy reveals traces of morphine in Roy Halladay's system at time of plane crash
翻訳:日本映像翻訳アカデミー