主力放出のパイレーツ、第二のマーリンズになるのか?(後編)

Tom Gatto

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コールとマカッチェンが去った一方、解体されたチームとしては意外とも言える良質な選手たちが残っている。

パイレーツはベテランのイバン・ノバに続いて、ジェイムソン・タイオン、チャド・クール、マズグローブ、トレバー・ウィリアムズ、タイラー・グラスナウという魅力的な若手先発投手陣を有しているのだ。その中で最年長が26歳のタイオンで、不振に陥る前のシーズン前半戦に好成績を残した(防御率2.73)。クールはシーズン序盤に苦しんだ後、後半戦に好成績を残した(防御率3.63)。

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また、コールとマカッチェンのトレードの真っ最中に4年、2,200万ドルの契約を結んだ魅力的な若手クローザー、26歳のフェリペ・リベロもいる(2017年に21セーブ)。契約には2022年と2023年のオプションも含まれていて、パイレーツは、この時速98マイルを投げる左腕を最長6年間、支配下に置くことになる。

マカッチェンの後任の外野手として期待されるのが、26歳のアダム・フレイジャーで、昨年、454打席で97wRC+を記録した。彼を追うのが、ジョーダン・ルプロー、クリストファー・ボスティック、オースティン・メドウズ、マーティン、レイノルズで、彼らは全員25歳以下だ。

共に長期契約を結び、期待外れに終わったシーズンからの巻き返しを図るセンターのマーテイ、28歳とライトのグレゴリー・ポランコ、26歳が支える外野陣の穴を埋めるのはフレイジャーだと予定されている。

ハリソンが去ると内野陣は大きな痛手になるが、メジャーリーグでのフルシーズン1年目で108wRC+と90打点を記録した25歳の一塁手、ジョシュ・ベルは残っている。25歳のモランは既に『MLB.com』のデプスチャートでは、三塁手としてデビッド・フリースよりも上位に位置付けられている。

マーテイ、ポランコ、ベル、モランと投手陣は若くて、安価な主力選手。これは多くの再建中のチームの典型と言える。この若さはナショナルリーグ中部地区を4チームの争いに持ち込むのに十分だろうか? それは疑わしい。今のパイレーツは脅威を与える存在ではなく、(再び)平凡なチームになる可能性が高い。

コネリーとハンティントンとオーナーのボブ・ナッティングは当然、平凡で満足すべきではないが、彼らが北のマーリンズになりたくないことは明らかなようだ。

原文:Pirates more mediocre than menacing, but don't mix them in with Marlins

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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Tom Gatto

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Tom Gatto joined The Sporting News as a senior editor in 2000 after 12 years at The Herald-News in Passaic, N.J., where he served in a variety of roles including sports editor, and a brief spell at APBNews.com in New York, where he worked as a syndication editor. He is a 1986 graduate of the University of South Carolina.