前田健太（ロサンゼルス・ドジャース）
メジャー移籍2年目は試練の連続だった。開幕から打ち込まれることが続き、6月には救援へ配置転換。先発復帰後も際立ったピッチングは続けられず、層の分厚いチームの投手陣にも阻まれて、昨年の借りを返したかったポストシーズンはブルペン待機となった。ただ、リリーフの経験が今になって生きている。今季はイニング数を増やすことを目標に掲げており、デーブ・ロバーツ監督には目の前の打者に集中できていないことを指摘することもあった。だが、短いイニングなら1球ごとに力を込めればいい。プレーオフではここまで5試合に登板し、いずれも1イニングをパーフェクト。本意ではない役割かもしれないが、まずはチームの世界一へ貢献したい。
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