レッドソックス、通りの名称変更で人種差別問題解決へ

Marc Lancaster

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ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークの裏の道は、40年以上にわたり、長く球団のオーナーを務めたトム・ヨーキーの名から取った「ヨーキー・ウェイ」として知られてきた。

だが、ボストンの公共向上委員会は4月26日、ヨーキーの人種差別的見解への懸念から、以前の「ジャージー・ストリート」に戻すことを満場一致で決めた。

先導したのは、現在のレッドソックスのオーナーであるジョン・ヘンリーだ。昨年、ヘンリーは『Boston Herald』で、通りからヨーキーの名前を外すべき時期が来たと主張していた。

ヨーキーは1933年から亡くなった1976年までレッドソックスのオーナーを務め、ヨーキー一家は2002年まで球団を経営した。そのヨーキー時代、レッドソックスに黒人選手が入団したのは、ジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャースでデビューしてから12年後の1959年。メジャーの球団では最後だった。

ヘンリーは『Boston Herald』で「レッドソックスは通りのネーミングやそのつけ直しをコントロールしていない」としつつ、次のように述べた。

「だが、私個人にとって、通りの名前は常に我々の仕事を思い出させるものだった。レッドソックスは多文化なだけでなく、我々のコミュニティー、特に我々が完全に受け入れたドミニカ共和国やアフリカン・アメリカンのコミュニティーにおいて、正しいことをできる限り多く支持するということを確実にする仕事だ」

「レッドソックス財団や『Home Base』のような球団創設のその他の組織は、この15年間で多くを成し遂げてきた。だが、私はまだ、我々が来るずっと前からここで続いていたことに悩んでいる」。

これに対し、ヨーキー家の慈善団体はウェブサイトの中で「Setting the Record Straight(事実を明確に)」というページをつくり、トム・ヨーキーと一家がコミュニティーに多額の寄付で貢献してきたことを強調していた。

26日の投票を受け、ヨーキー財団は声明で、ヨーキーの人生に関する「正しくない物語」に基づいた決定だと失望を表している。

原文:Boston officials approve renaming Yawkey Way outside Fenway Park
翻訳:Hiroaki Nakamura
 

Marc Lancaster

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Marc Lancaster joined The Sporting News in 2022 after working closely with TSN for five years as an editor for the company now known as Stats Perform. He previously worked as an editor at The Washington Times, AOL’s FanHouse.com and the old CNNSportsIllustrated.com, and as a beat writer covering the Tampa Bay Rays, Cincinnati Reds, and University of Georgia football and women’s basketball. A Georgia graduate, he has been a Baseball Hall of Fame voter since 2013.