レッドソックス対ヤンキース、ライバル関係の新たな1ページ【前編】

Joe Rivera

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野球とは数字のゲームだと、人々は言う。さて、ここに3つの数字がある。108対100。3対1。そして3対1。

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最初の数字は、2018年レギュラーシーズンにおけるボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースの勝利数だ。レッドソックスは108勝54敗でアメリカン・リーグ東地区を制し、ヤンキースは100勝62敗で2位だった。二つ目の数字は、ア・リーグ地区シリーズにおける成績。レッドソックスが3勝、ヤンキースが1勝だった。

そして、最も大事なのは三つ目の数字だ。それは2001年以降、ワールドシリーズを制した回数を表している。レッドソックスが3回、ヤンキースが1回。レッドソックスは今、もうひとつこの数字を増やそうとしている。

地区シリーズ第4戦の試合後、ヤンキースタジアムに「ニューヨーク・ニューヨーク」が流れる中、シャンパンファイトが行われた。しかし、それは場内のPAシステムから流れてきたものではなかった。ビジタークラブハウスで、レッドソックスの選手たちが歓喜の中、シリーズの勝利をシャンパンで祝っていたのだ。

さて、シャンパンのお味は?

「オー、最高だよ」レッドソックスのリリーフ投手、マット・バーンズは笑顔で言った。「少し目が痛いけど、最高だね。まずは地区優勝して、僕らは素晴らしいシーズンを送っている。この4日間も、素晴らしい試合ができた」

ブロンクスに乗り込みヤンキースを倒すのは、簡単なことではない。ヤンキースは2018年、本拠地で僅か28敗しかしていないのだ。ヤンキーススタジアムで連敗を喫したのは5回だけ。レッドソックスはジェローム・アベニューを歩き、ヤンキースにパンチを喰らわせた。ジョージ(・スタインブレナー、ヤンキースの元オーナー)が建てた球場は、ビーンタウン・サウスなどと言われてしまうかもしれない。

ヤンキースとその歴史は特別であり、レッドソックスの選手たちも知っている。第4戦の試合前、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、もしブロンクスでシリーズ勝利を決めたら、それがいかに特別なものになるかを語った。

2017年にヒューストン・アストロズのベンチコーチを務めていたコーラは、ニューヨークのホテルでレッドソックスの監督候補として面接を受けたことに言及しながら、ニューヨークは彼に近い場所だと語った。

「特別な場所だ」笑顔を隠そうとしながら、彼は言った。「地区優勝もここで決めた。そして私が以前述べた通り、これは完璧なサークル(円)なんだ。去年の10月、ここで面接を受けたことを覚えている。それが、これの始まりだった」

「これの始まり」とは実際のところ、長く続くライバル関係のことだ。レッドソックスとヤンキースの歴史における、新たな一章。歴史は勝者によって塗り替えられ、今はレッドソックスがペンを握っている。

後編へ続く)


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Joe Rivera