レッドソックスがワールドシリーズ進出決めた第5戦、3つのポイント

Thomas Lott

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ボストン・レッドソックスがワールドシリーズへ。

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レッドソックスが昨年覇者のヒューストン・アストロズを4-1で破り、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズを4勝1敗で制した。

デービッド・プライスは、ポストシーズンのデービッド・プライスらしからぬ姿で、アストロズ打線を封じた。

レッドソックスは2013年以来となる、ワールドシリーズ進出だ。

以下、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第5戦を、3つのポイントから振り返ろう。

全ては相性の問題

デービッド・プライスがポストシーズンでは良い先発投手になれないことは、誰もが知っている。今回のシリーズ第2戦まで、プライスが投げた試合にプライスの所属チームが勝利したことは、ポストシーズンで一度もなかった。しかし、プレーオフは相性の問題が大きく、プライスはアストロズと相性が良かった。

この試合前まで、プライスはアストロズ戦、通算で6勝2敗、防御率2.94という成績だった。ポストシーズンでは11 1/3イニングで防御率3.17、10奪三振だった。

プライスは6回3安打、無失点、無四球、9奪三振と好投した。もし、彼とアストロズの相性を知っていたら、驚くべきことではない。

チームメイトにイラつくバーランダー

はじめに断っておくと、ジャスティン・バーランダーは自身のチームを批判したり、昨年共にワールドシリーズを制したチームメイトに怒りをぶつけたりはしない。しかし、正直なところ、彼はチームにイラついているはずだ。今回の試合だけでなく、一年中、バーランダーは本拠地ミニッツメイド・パークで十分な打線の援護を得られなかった。

バーランダーがマウンドに上がっている間、アストロズは得点を奪えなかった。それは2018年のバーランダーとアストロズにとって、新しいことではない。アストロズは今季、バーランダーが先発したホームゲームで5度の完封負け。バーランダーがホームで先発した19試合中、3得点以下しか奪えなかったのが8度、4得点以下だったのは11度だった。

これはメンタルの問題か、あるいは単に打てなかったという話だ。しかし、レッドソックスは第3戦と第4戦で8得点し、第5戦でもバーランダーから4点を奪った。ので、問題はアストロズ打線にありそうだ。アストロズは今季、アウェイゲームで51点多く得点し、1試合当たりの得点は敵地での5.23に対し、本拠地では4.60だった。バーランダーの登板時、その数字は3.84まで下がった。

バーランダーはポストシーズン、特に生死を占う試合になると、完璧に近い状態になる。しかし、彼は今季、ホームで勝つために完璧でなければならない試合が続き、そして今回の試合、彼は単に完璧ではなかった。4失点したのは、彼の責任だ。同時に、彼をサポートできなかったのは、打線の責任だ。

レギュラーシーズンは投手力、プレーオフは打撃力

このポストシーズンでは、よく打つチームが勝つ。これはほぼ、いつもそうだ。過去5年のワールドシリーズでは、より高いOPSを記録したチームが勝っている。過去11年でも、8度がその通りだ。

アメリカン・リーグ優勝決定シリーズでは、レギュラーシーズンでより高いチーム打率を誇ったチームが、直近9度のシリーズのうち7度を制している。投手力も大事で、アストロズは今季優れた投手力を誇ったが、レッドソックスの打力が打ち負かした。最後の4試合で5本のホームラン、13本の長打を記録した。

打撃力の高いチームが揃うアメリカン・リーグで今季、レッドソックスは最も高い打撃力を誇ったチームだった。彼らはアストロズに打ち勝った。実にシンプルな話だ。

原文:MLB postseason 2018: Three takeaways from Red Sox's pennant-clinching victory over the Astros

翻訳:Muneharu Uchino


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