シンシナティ・レッズのロースターを上から下まで眺めてみても、あまり詳しくないファンにとっては、見覚えのある名前はほんの少ししかないだろう。
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センターのビリー・ハミルトンは球界屈指の盗塁実績を持ち、守備も一流である。アダム・デュバルはレフトとして使いやすい。セカンドのスクーター・ジェネットにとっての昨年は、急に開花したシーズンで、ミルウォーキー・ブリュワーズからの移籍後、ホームラン27本、打点97だった。
そして、球界屈指の選手でオールスターに出場した、ファーストのジョーイ・ボットがいる。ボットは11年間の全メジャーリーグ歴を通してレッズでプレーし、2010年にはナショナルリーグのMVPに選ばれた。オールスターに5回選ばれた彼は、ポストシーズンの出場は3度のみであり、今シーズンの出番はないと思われる。
ボットにとっては不幸なことに、チーム内にはここ数年、才能のある選手がほとんどいないため、彼の際立った経歴が無駄になっている。
レッズがこのスプリングトレーニング中にするべきことは以下のとおりである。
1.ピッチャーをどこかで見つけること
レッズのチーム防御率が5.17で、メジャーリーグで最下位から2番目だった昨年のように、レッズの最大の弱点は投手陣にある。レッズはこの春、5名の先発ローテーションを決定するにあたって、先発ピッチャーと併せて、8名のリリーフピッチャーを動かしている。アンソニー・デスクラファニ(ひじの故障で2017年は全く出場できなかった)が先発の1番目に予定されているが、最も期待できるピッチャーはルイス・カスティーヨかもしれない。25歳の右投げ投手は、昨年は3勝7敗に終わったが、89と3分の1イニングを投げて、防御率3.12はまずまずである。
ベテランのホマー・ベイリーの防御率は、昨年91イニングで6.43に膨らんだ。そして、24歳のブランドン・フィネガンはメジャーリーグでプレーを始めてからわずか4年である。レッズには先発ローテーションについて解決すべき問題がたくさんあり、シーズンを通して試し続けることになるだろう。
2.プロスペクトのニック・センゼルのポジションを見つけること
エイウヘニオ・スアレスはサードのスターティングメンバーで、昨年、打率.260、ホームラン26本、打点82とかなり打っている。彼の選球眼について示すデータも、昨年は2016年と比べてはるかによい。2016年には、スアレスは三振155回、フォアボール51回だったが、昨年は打席数が31回少なくなった中、三振が147回に減り、フォアボールが84回に増えた。
スアレスが開幕戦のスターティングメンバーになるとはいえ、レッズはセンゼルのメジャーリーグでの打席を確保する方法を見つける必要がある。ジョージア出身で22歳の彼はトッププロスペクトの1人であるため、レッズは、最高レベルであるメジャーリーグで彼がどのくらいできるのかを確かめる必要がある。センゼルはこの春、内野のいくつかのポジションで使われることが予測される。
3.トレードの期限に向けて下準備をすること
レッズは、ほとんど間違いなく、トレードの期限までに優勝争いから脱落しているだろうが、将来に向けての強化を続けるかもしれない。
レッズがボットをトレードで競争相手に出すことを決め、なおかつ、ボットがトレード拒否権を行使しないことに同意したとしたら、それと引き換えに、レッズは確実に豊富な若い才能を手に入れることができるはずだ。たとえレッズがボットを手放さないとしても、移動できる選手は他にもいる。トレードはメジャーリーグのロースターだけでなく、マイナーリーグのチームを向上させるためでもあるのだ。
原文:MLB spring training 2018: Three things on the Reds' to-do list
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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