本拠地のセントピーターズバーグで新しいスタジアム建設を望んでいたものの条件に合う場所が見つからないでいたタンパベイ・レイズ。チームは、タンパ湾のイーボーシティへ本拠地を移し、新スタジアムの建設を計画していることを7月10日に明かした。
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イーボーシティで新スタジアムを建設した場合、MLBでは最小のスタジアムとなることが予想されている。収容可能人数は30,842人を予定しており、雨が多いフロリダの天気を考慮し、固定された半透明の屋根も設置するという。2023年の開業を目指している。
建設プロジェクト全体で8億9200万ドル(約990億円)の費用がかかることが予想されており、スタジアム単体では8億900万ドル(約898億円)にものぼる予定。チーム側がどれくらい寄与するかはまだ不明である。
Tampa Bay’s future ballpark. https://t.co/d1hyjfsnxK
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) 2018年7月10日
#RaysUp pic.twitter.com/jPDlNDD6cs
1998年に“トロピカーナ・フィールド”と命名されたレイズの本拠地球場である多目的スタジアムは、1990年の開業当初はテニス、ホッケー、室内フットボールやコンサートなど、幅広く使用されていた。1993年から1996年の間はNHLのタンパベイ・ライトニングの本拠地にもなり、1998年からはレイズの本拠地に。2008年から2017年にかけてはセントピーターズバーグボウルをはじめとした様々なボウル・ゲームも開催された。
レイズのオーナーであるスチュアート・スターンバーグは2007年に最初の移転計画を提案して以降、10年以上も野球専用のスタジアムを探し求めている。2007年にはトロピカーナ・フィールドから数キロ離れた場所に建設を提案したが、そのプロジェクトは軌道に乗らず、それ以降も場所や費用の問題などで具体的な案は出てこなかった。
トロピカーナ・フィールドとの本拠地契約は2027年まで残っているが、2016年1月、セントピーターズバーグはレイズに対し、タンパ湾エリアでの新しい本拠地探しを承諾。レイズはより人口が多いイーボーシティに目をつけ、スタジアム建設へ向けた提案書の作成に取りかかった。
とはいえ、新スタジアムの建設という魅力的な提案も、費用の問題が解決できない限り、現実的とはいえないだろう。
#Rays Prez Brian Auld selling ballpark now as community asset, saying team wants it open to public year-round, where "kids can play in the outfield" and groups can do yoga on the same (synthetic) turf where outfielders are diving.
— Noah Pransky - WTSP (@noahpransky) 2018年7月10日
地元WTSPテレビのレポーター、ノア・プランスキーのツイート:
――レイズの球団会長ブライアン・オード氏は、8億9200万ドルをどう捻出するかは分からないという。だけどとても魅力的な投資機会だから、誰か良い資金集めの案があれば提案してみて。
――オード氏いわく、新しいスタジアムのキッチンは随時30,000人に提供できるそう。それはつまり、公共イベントや災害時のことだろうか……。
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原文:Rays unveil plans for new domed stadium in Tampa
翻訳:Yuri Kondo