2018年シーズンのニューヨーク・ヤンキースは、安全を最優先している。球団は1月10日、ファンの安全を確保する努力の一環として、ヤンキー・スタジアムの防護ネットを拡張する計画の詳細を明らかにした。
ヤンキースは昨年9月、本拠地の安全に関して大きな批判を浴び、重圧にさらされた。観戦していた幼児に時速105マイル(約169キロ)の打球が当たり、病院に搬送されたのだ。父親によると、幼児は顔面骨折で脳に出血があったという。
幼児の家族は三塁側スタンドで観戦していた。事故の当時、防護ネットは両ダグアウトのホームベース側までしかなかった。
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2018年のレギュラーシーズンに向けた防護ネット拡張計画の詳細によると、ヤンキースは昨年9月のような事故の再発を防ぐための手順を踏んでいる。
ネットは屋根に取り付けられ、試合中はダグアウトの上部9フィート(約2.7メートル)まで伸びる。ネットの下部3フィート(約0.9メートル)は格納できるため、打撃練習の際にファンには選手たちと交流する機会がある。
また、ヤンキースは、防護ネットがダグアウトまでではなく、一塁側は011セクションまで、三塁側は029セクションまでそれぞれ伸び、グラウンドから8フィート(約2.4メートル)の高さまでカバーするとも明かした。
ネットの設置は2月に始まり、4月2日のタンパベイ・レイズとのホーム開幕戦までに完了する予定となっている。
原文:Yankees detail plan for expanded protective netting for 2018 season
翻訳:Hiroaki Nakamura