ヤンキース期待の若手は、21歳の遊撃手トーレス

Jared Wyllys

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グレイバー・トーレス(遊撃手)

2017年シーズンの成績(マイナー):.
287/.383/.480(打率/出塁率/長打率)
202打席、7本塁打、14二塁打、47三振、30四球

トーレスは、シカゴ・カブスの組織において大切な選手であったが、アロルディス・チャップマンとのトレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍し、チャップマンはカブスのワールドシリーズ制覇に貢献した。2017年シーズンは故障で途中から戦線離脱を余儀なくされたが、トーレスは今シーズン、ニューヨークでの活躍が期待されている。

 

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2017年6月中旬、トーレスはホームベースに滑り込んだ際に、左ひじの内側側副靱帯を断裂し、トミー・ジョン手術で残りのシーズンを全休した。それより以前、彼はシーズン最初の6週間をダブルAでプレーし、打率.273、5本塁打を記録した。トリプルAに昇格後は、引き続き打撃で活躍し、ケガの前までに打率.309をマークした。

ケガをする以前は、2017年シーズンが終わるまでにメジャーに昇格すると思われていた。それはもちろんかなわなかったが、ヤンキースは2018年を見据えて、再びポストシーズン進出を目指すため、ブライアン・キャッシュマンGMは、トーレスを25人枠に残し、スプリングトレーニングに参加させることを示唆した。いずれにしても、トーレスは2018年シーズンをトリプルAで多くの時間を費やす可能性は低いので、シーズンの早いうちに、彼はヤンキースの内野に自分の場所を確保するはずだ。

彼は内野の中盤を守り、成熟した打撃アプローチができる。弱冠21歳ながら、メジャーリーグの投手に対応することができるはずだ。最大の障害は、ディディ・グレゴリウスとロナルド・トレイエズが二塁とショートを守る中で、プレーするチャンスを見つけられるかどうかだ。トーレスは二人以上の潜在能力を持っているかもしれないが、二人は簡単にポジションを奪える選手ではないだろう。

トーレスがレギュラーを獲得する時が訪れたら、平均以上の打率をマークし、盤石な守備でチームに貢献するはずだ。トーレスはマイナーで毎シーズン、三振率を30パーセント以下に保ち、四球率は常に10パーセントを超えている。

ヤンキースは、カブスのクリス・ブライアントと同じように、4月にトーレスをトリプルAに送り込み実戦経験を積ませるかもしれないが、それは、彼が2018年にマイナーで過ごす時間は非常に短いということだ。つまり、トーレスは今シーズン、ヤンキースにとってインパクトをもたらすプレーヤーになるだろう。

原文(抜粋):Predicting surprise: Young players who could shine for Diamondbacks, Yankees in 2018

翻訳:Atsuko Sawada

Jared Wyllys