ヤンキース対レッドソックス:首位攻防3連戦の注目ポイント5つ

Ryan Fagan

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MLBで最も話題となっているライバル対決が現地時間8日から始まる。レッドソックスがヤンキースとの3連戦のため、ブロンクスに乗り込むのだ。

この3連戦で注目すべき、5つのストーリー展開は以下の通り。 

1.大一番 

もちろん、5月初めの試合はいつでも重要だ。ヤンキースはここ16試合で15勝を挙げているのに、地区の首位に立っていない。 

その理由は、今年のレッドソックスの調子が非常にいいからだ。これまで、メジャー最高の25勝9敗をマークしている。ヤンキースは24勝10敗でメジャー2位。この2チームがメジャー全球団の1位と2位の勝率を誇っているのだ。つまり、この2チームのうちどちらかが10月に地区シリーズ進出の切符を手にし、もう一方のチームは1試合のみのワイルドカードゲームに出場することになる。両チームが100勝以上を挙げたとしても関係ない。地区優勝できなければ、無条件で地区シリーズに進出することはできないのだ。 

もちろんワイルドカードでも、ワールドシリーズを優勝する可能性はある。しかし、ワイルドカードゲームの1試合で勝敗が決まるより、最低でも3試合できる地区シリーズに進出する方がいいに決まっている。だからこそ、特に今シーズン絶好調な2チームの直接対決は、非常に重要なのだ。レッドソックスは、先月フェンウェイパークで行われたヤンキースとの3連戦を2勝1敗と勝ち越し、現在ア・リーグ東地区の首位に立っている。両チームは今シーズン、あと16試合の直接対決を残しており、その全てがものすごく重要である。 

2.クリス・セールは登板しない 

ヤンキース打線は怖いものなしだが、ボストンのエース、クリス・セールがこの3連戦で登板しないことは、ヤンキースにとって好都合だ。長身の左腕、セールは、キャリアを通じて圧倒的な強さを見せているが、特に2017年シーズンにレッドソックスに移籍してからは、絶好調である。 

セールは昨シーズン、ヤンキース戦5試合に先発しているが、34イニングで防御率2.65、50奪三振をマークしている。セールが先発した5試合で4敗を喫してしまったレッドソックスだが、セールが敗戦の理由ではない。レッドソックスはその5試合で、合計9点しか取れなかったのだ。今シーズン、セールはヤンキース戦に1試合登板しているが、6イニングを8奪三振1失点で、チームの勝利に貢献している。 

この3連戦、ボストンの先発予定は、初戦がドリュー・ポメランツ、2戦目がデビッド・プライス、最終戦はリック・ポーセロ。ヤンキースの先発予定は、初戦がエースのルイス・セベリーノ、2戦目が田中将大、最終戦は防御率1.39のCC・サバシアだ。 

3.遺恨 

先月の3連戦で起きたことを覚えているだろうか?タイラー・オースティンが2塁にスライディングした際、守備に入ったブロック・ホルトに強く当たり、スパイクでホルトの脚を蹴ってしまった。次の打席に立ったオースティンに、ピッチャーのジョー・ケリーが速球を故意に当てて乱闘騒ぎとなり、結局、ケリーは6試合の、オースティンは4試合の出場停止処分となった。 

ケリーは、この3連戦でブーイングを受けることになるだろう。ケリーの性格を知った上で、レポーターは、それを楽しむよう提案した。『ボストン・グローブ』紙によれば、「ノーコメントだ。でも、そうなると思うよ」とケリーは述べた。 

「僕は完全に前向きだよ。もし、ブーイングが大きければ、自分への応援だと思うことにする。僕っておかしいんだ。楽しみだよ」。 

4.グレイバー・トーレスは最高 

わずか21歳ながら、ヤンキースファンは2年前からトーレスのメジャーデビューを声高に望んでいた。そして驚くべきことに、トーレスは、今シーズン出場した最初の15試合で、ファンが望んでいた活躍を見せつけている。トリプルAの14試合で、打率.347、11打点をマークしたトーレスは、ヤンキースから召集された。ヤンキースで出場した最初の15試合で、打率.327、11打点を記録している。素晴らしい成績だ。 

トーレスは、ドラマチックな才能にも恵まれている。6日に行われたクリーブランド戦の9回裏、トーレスはダン・オテロからサヨナラ3ランホームランを放った。メジャーデビューからわずか15戦目でサヨナラホームランを打つなんて、信じ難いことだ。 

5.驚くべきムーキー・ベッツ

ボストンの首位打者ベッツは、ア・リーグMVP投票で2016年は2位、2017年は6位だったが、2018年はこれまで、さらに調子を上げている。

ベッツは、打率.355、OPS1.252、13本塁打、36得点、OPS+224、90塁打、長打率.818でア・リーグのトップに立っている。小柄の選手としては、信じられない成績である。ベッツは今シーズン、ヤンキースとの最初の対決で、4打数4安打で1本塁打と2本の二塁打を放ち、5得点、4打点を記録している。ヤンキースタジアムで、彼がどんな活躍を見せるのか見てみよう。

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原文:Yankees vs. Red Sox: 5 storylines worth watching as MLB's most talked-about rivalry resumes
翻訳:Atsuko Sawada

Ryan Fagan

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Ryan Fagan, the national MLB writer for The Sporting News, has been a Baseball Hall of Fame voter since 2016. He also dabbles in college hoops and other sports. And, yeah, he has way too many junk wax baseball cards.