ヤンキースタジアムでの過去10年の歴代記録、イチロー、田中将大ら日本人選手もランクイン

Sporting News Japan Staff

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新しいヤンキースタジアムとなってから今年でちょうど10年目。数多の試合が行われ、ファンの記憶とともに選手たちの記録が刻まれてきた。そのなかには、ヤンキースに所属した日本人メジャーリーガーの名前も登場している。海外メディアがその記録を伝えた。

 

10年目の新ヤンキースタジアム、日本人メジャーリーガーも記録を作った

1923年から使用されていた旧ヤンキースタジアムが老巧化を理由に2008年シーズンを最後に解体され、2009年に新たに生まれたのが“新”ヤンキースタジアムだ。

ニューヨーク・ヤンキースのグループ直営のスポーツチャンネル『YESネットワーク』が、その“新”ヤンキースタジアムの10年間の各歴代記録トップ10を紹介している。そのなかには日本人メジャーリーガーもランクインしており、現役で所属する田中将大だけでなく、イチロー、黒田博樹、さらにヤンキースと同地区のチームに所属した上原浩治の名も挙がっている。上位3位までと日本人選手の順位を紹介していく(2019年6月17日時点の記録)。

 

ヤンキースタジアム, ヤンキース, イチロー

■打率

 

  • 1位:アーロン・ジャッジ=.321
  • 2位:スターリン・カストロ=.314
  • 3位:ロビンソン・カノ=.311
  • 4位:イチロー=.305

1位のジャッジは、まだメジャー3年目ということもあり、ホームのヤンキースタジアムで.321と歴代トップの打率を挙げている。

4位に入ったイチローは、2012年から2014年までヤンキースに在籍。イチローにとってのヤンキース時代はキャリアハイといえる時期ではなかったものの、2014年には日米通算4000本安打を達成した。

 

■本塁打

  • 1位:マーク・テシェイラ=113本
  • 2位:ロビンソン・カノ=81本
  • 3位:アレックス・ロドリゲス=72本

旧スタジアム時代からヤンキースタジアムは左打者に対して有利な球場として知られているが、ダントツの113本を放ったテシェイラは両手打ち。2009年から2016年まで7シーズン在籍したこともありこの数字となった。生え抜きのジャッジ(右打ち)がいずれ記録を塗り替えるだろうと期待されている。

松井秀喜を含め、日本人メジャーリーガーは10位までにランクインしていない。

 

■打点

  • 1位:マーク・テシェイラ=329打点
  • 2位:ロビンソン・カノ=295打点
  • 3位:ブレット・ガードナー=241点

本塁打数に比例して、打点部門もテシェイラの独壇場となり、それにカノが続いている。3シーズン目のジャッジは125点で10位につけており、いずれこの記録を塗り替えるとすれば、やはりジャッジということになるかもしれない。

こちらも日本人の名前はなかった。

 

■出塁率

  • 1位:アーロン・ジャッジ=.441
  • 2位:ホルヘ・ポサダ=.383
  • 3位:ニック・スウィッシャー=.369

打率に続き、出塁率でも他を圧倒する数字でトップに立ったジャッジ。キャリア全体でも.399を誇り、ヤンキースタジアムでは、ほぼ出塁しているようなイメージになるかもしれない。

 

■強打率

  • 1位:アーロン・ジャッジ=.674
  • 2位:ホルヘ・ポサダ=.555
  • 3位:カーティス・グランダーソン=.537

トップのジャッジがメジャー3年目、2位のポサダも同様に3シーズン所属だったこともあってマイナス要因が少ないとはいえ、シーズン中にコンスタントに数字を挙げていることは間違いない。ジャッジはこの数字をどこまで維持できるかだ。

 

■盗塁数

  • 1位:ブレット・ガードナー=129盗塁
  • 2位:ジェイコブ(ジャコビー)・エルズブリー=73盗塁
  • 3位:デレク・ジーター=41盗塁
  • 4位:イチロー=39盗塁

1位は2011年に49盗塁を挙げたこともあるガードナー。盗塁といえばイチローのイメージだが、ヤンキース移籍前に比べるとシーズン通しての盗塁数も半分近くになっていた。それでもジーターの41盗塁に次ぐ39盗塁で4位に入った。

 

ヤンキースタジアム, ヤンキース, 田中将大

■勝利数

  • 1位:CC・サバシア=64勝
  • 2位:田中将大=38勝
  • 3位:フィル・ヒューズ=29勝
  • 5位:黒田博樹=25勝

メジャー17年目の現役で、2009年からヤンキースに所属するエース、サバシアが圧倒的な数字でトップに立った。

2014年から所属する田中将大が38勝で堂々の2位。第2子誕生直後の対メッツでの復帰戦で勝利を飾るなど、田中にとっても相性の良い球場といえる。

また、広島東洋カープからドジャースを経由し、2012年から2014年にヤンキースに所属した黒田博樹は25勝で5位に入った。

 

ヤンキースタジアム, 上原浩治

■セーブ数

  • 1位:マリアーノ・リベラ=84S
  • 2位:アロルディス・チャップマン=51S
  • 3位:アンドリュー・ミラー=24S
  • 10位:上原浩治=7S

リベラは、1995年にメジャー初昇格以来、2013年の引退まで一貫してヤンキースに所属。生涯記録で史上最多の652セーブを挙げ、MLB歴代のなかでも屈指のクローザーとなった。

10位に入った上原浩治はヤンキース所属経験がないものの、同地区のオリオールズ(2009~2011年)、レッドソックス(2013~2016年)に所属したことから、ランクインを果たした。

 

■先発防御率

  • 1位:黒田博樹=3.02
  • 2位:田中将大=3.35
  • 3位:ジョーダン・モントゴメリー=3.45

先発投手防御率では、なんと日本人メジャーリーガーがワンツーでランクイン。1位の黒田の計3シーズンでの3.02に対し、田中は6シーズン目でこの数字となり、いかにヤンキースタジアムとの相性が良いかがわかるだろう。

 

■リリーフ防御率

  • 1位:アンドリュー・ミラー=1.46
  • 2位:マリアーノ・リベラ=1.92
  • 3位:デリン・ベタンセス=2.25

セーブ数では3位だったミラーが防御率では1位を獲った。ヤンキース所属は2シーズンのみだが、レッドソックス、オリオールズ、インディアンス所属としてヤンキースタジアムのマウンドに立っており、驚異的な数字といえる。

この部門では日本人メジャーリーガーは10位までにランクインしていない。

 

ヤンキースタジアム, ヤンキース, 黒田博樹

■奪三振数

  • 1位:CC・サバシア=827奪三振
  • 2位:田中将大=484奪三振
  • 3位:フィル・ヒューズ=317奪三振
  • 10位:黒田博樹=265奪三振

最後の奪三振数は、大エース・サバシアが桁違いの827。しかし、田中が484奪三振で続いた。3位のフィル・ヒューズに167の差をつけての2位は見事というほかないだろう。10位には黒田博樹が食い込んでいる。

 

新ヤンキースタジアム誕生の2009年から10年。野球史上最強のチームとして名高いヤンキースのホームグラウンドで、日本人メジャーリーガーがしっかり爪痕を残している。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。