ヤンキースオーナー、宿敵レッドソックスを嫌悪「愛情はない」

Gabrielle McMillen

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ニューヨーク・ヤンキースのオーナー、ハル・スタインブレナーは、同地区のライバル、ボストン・レッドソックスへの嫌悪感を隠そうともしなかった。

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スタインブレナーは、ヤンキースがレッドソックスに敗れたアメリカン・リーグ地区シリーズについて「10月の第1週」としか表現せず、レッドソックスについてポジティブな発言はひとつもなかった。

「私はレッドソックスへの愛情はない、フィールド上でも、同地区のライバルとしても」スタインブレナーはニューヨーク・ポストに語った。

スタインブレナーはまた、ヤンキースがシリーズに敗れた理由は明らかだと語った。

「私たちの力を出し切れなかったのが悔しい」スタインブレナーは言った。「田中将大を除いて、先発投手は良くなかった。打撃陣も不安定だった。あのシリーズで見せた姿より、私たちは遥かに良いチームだ」。

スタインブレナーによると、ぜいたく税を回避するため年俸総額を1億9700万ドル以内に抑えるというヤンキースの決断は、ポストシーズンの結果とは関係ない。一方のレッドソックスは、1億9700万ドルを超えてリーグ最高の年俸総額を誇っている。

彼は常に、どんなチームも年俸総額2億ドルを超える必要はないと主張している。2014年シーズン前、田中と契約して自らのルールを破ったにも関わらず。

「いつも通り、いくつかの変更や補強を行う」スタインブレナーは言った。「私たちは地区優勝しなければならない。またワイルドカードゲームを戦いたくはない」。

もちろん、この言葉を聞くと、ヤンキースがブライス・ハーパーかマニー・マチャド、もしくはその両方を狙うのかどうかが気になる。彼らビッグネームとの契約は、間違いなくお金がかかる。

しかし、スタインブレナーによると、ヤンキースは「性格に難あり」として知られている選手、もしくは良きチームメイトとして知られていない選手を獲得することに否定的だ。

「ハッスルプレー、それから優れた職業倫理を有していることを、私たちは重んじる。3億ドルの選手だろうが、3000万ドルの選手だろうが関係ない。スタッツだけが重要ではない。気質や行動様式が重要だ」スタインブレナーは言った。

「あらゆる選手について、私が重視するのは……ニューヨークでプレーする上で相応しい気質を持っているか、あるいはヤンキースが求めるものを持っているか、ということだ。もし職業倫理の観点で懸念があれば、それは問題だ。私の家族、そしてパートナーたちのお金が投資されているのだから。だから、いつもこのような話をするんだ。しなければならないんだ」

原文:Yankees owner Hal Steinbrenner blasts Red Sox: 'I have no love' for them

翻訳:Muneharu Uchino


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