メッツ期待の若手、22歳の一塁手スミス

Jared Wyllys

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ニューヨーク・メッツでは、ドミニク・スミスが将来の正一塁手となるかもしれない。ボルチモア・オリオールズは、オースティン・ヘイズが質の高い外野手となり、アダム・ジョーンズやマニー・マチャドとともにインパクトを与える可能性がある。

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メッツ期待の若手: ドミニク・スミス(一塁手)

2017年成績: 打率.198、出塁率.262、超打率.395、167打数、9本塁打、6二塁打、49三振、14四球

メッツでのデビューは8月中旬。スタートは出遅れた。8月末の時点で打率はわずか.164。打率.330を記録した3Aのラスベガス・フィフティワンズでの彼からは程遠かった。

だが、9月に入るとスミスは少し調子を上げ、月間打率は.227を記録。長打率も8月の.313から.464と向上した。適応したスミスはより力強い打撃で9月に6本塁打を記録する。

パフォーマンスが若干向上したスミスだが、来春時点で確実なレギュラーの座を得られるほどのインパクトは残せていない。それでも、そのポジションを簡単に手に入れられるだけの手立てを持つのは朗報だ。

ブレイクするかもしれない理由:

スミスについて未知の部分は、試合中のパワー不足だった。アマチュア時代はそれを見せつけることができたが、2013年にメッツからドラフト指名されてから、それを続けることができなかった。だが、2016年に2Aのビンガムトン・メッツで二桁本塁打を記録している。

昨年、スミスは25本塁打を記録し、そのうちの9本はメジャーでのものだった。メッツのファームで3シーズン連続打率.300超えを記録したスミスにとって、これは良い兆しだ。

6月に22歳となったばかりのスミスは、まだそのパワーが成長途中だが、若い打者にとってそれは比較的普通のことだろう。

たとえパワフルな打撃ができなくても、マイナーでの数シーズンで、スミスは打撃に関して貴重な存在になれると示してきた。常に長打を打つ力があり、メッツでは三振率が約27%だったが、マイナーでの三振率はもっと低かった。それだけに、メジャーにしかるべき適応ができると期待できる。

 

 

原文:Predicting surprise: Young players who could shine for Mets, Orioles in 2018

翻訳:Hiroaki Nakamura

Jared Wyllys