ほとんどの野球選手はトミー・ジョン手術を受けることにより、辛い時期を過ごすことになる。しかし、ニューヨーク・メッツの内野手TJ・リベラは例外だ。
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リベラは９月14日の手術が終わってから、まだ送球練習を再開していない。が、その間に新しい仕事を引き受けた。29歳の彼は12月６日に父親になったのだ。それ以来、娘アヴァ・ローズと妻アシュトンはリベラを非常に忙しくさせた。
「僕はすべての出来事に、前向きなことや恵みを見出すんだ」リベラは6日、AHRCニューヨークシティ基金のためのサーマン・マンソン賞のディナーで話し、「普通、手術は人を落ち込ませるけれど、僕の主な目的は子供を授かることだった。多くの時間を妻と過ごし、子供が生まれたら、多くの時間を子供と過ごすんだ」と続けた。
この２か月間、リベラの生まれたばかりの娘は、彼に新しいものの見方を教えてくれた。
７月に終了した2017年のシーズンで、彼は良いプレーをした。73試合で、ファースト、セカンド、サード、外野を守り、打率.290、出塁率.330、長打率.430、５本のホームラン、打点27を記録した。
彼がこの調子を続けられていたとしたら、2018年のメッツの内野手メンバーの1人に組み込まれていただろう。しかしそうはならなかった。彼が故障したことで、メッツは彼の存在がなかったかのように、ホセ・レイエスと再契約し、トッド・フレーザーとエイドリアン・ゴンザレスをさらに加えた。
リベラがいつ送球練習を始められるか、いつ復帰できるかは不明である。手術により、彼は一時精神の健康を損なったが、幸運なことに、彼にはエネルギーを注ぐことのできる新しいはけ口がある。娘、アヴァ・ローズだ。
「落ち込んでいる時や野球ができない時、自分にとって何が一番大切かがわかる。それは家族なんだ」とリベラは言い、「選手として使われなかったり、故障して落ち込んでいたりしても、妻と一緒に長い時間を過ごし、妊娠中の妻を助けたりした。そして子供が生まれたんだ。僕は毎日球場に行き、復帰に備えてできる限りの練習をしているが、それが少し楽になるのは、家に帰れば妻や娘と会えるとわかっているからだ」と続けた。
もちろん、子育ての能力は徐々に身についていくものだ。彼は父親というものがメジャーリーグの速球についていくよりも大変だということを認めた。
バッターがピッチャーに３回立ち向かうのと同じように、父親業は常に修正の連続だ。
「正直に言うと、明らかに、今まで自分に起きたことの中で最高のことだが、常に修正を加える必要がある」とリベラは言い、「皆はジムから帰宅してから、ソファーに座って映画か何かを見ている時、自分がいかに時間を無駄に使っているか気づかないだろう。ささいなことだからね」と続けた。
「でも、そんな生活に戻りたくはない。僕には娘がいるから」
原文：Mets’ T.J. Rivera focused on fatherhood as Tommy John rehab continues
翻訳：日本映像翻訳アカデミー
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