メジャー15年目C・グランダーソン、トレードの噂に「何のこっちゃ?」

Mark Suleymanov

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メジャー15年目のカーティス・グランダーソンは、メジャーリーグにおけるトレードビジネスやトレードの噂には慣れっこだ。ベテラン外野手は過去に2度トレードされ、キャリアを通して5つのチームでプレーしている。しかし彼は、6つ目のチームでプレーする可能性については積極的に考えてはいない。

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トロント・ブルージェイズの外野手であるグランダーソンは先日、トレード拒否権を破棄した。これにより、ブルージェイズは8月31日まであらゆるチームとトレードの可能性を模索することができる。しかし、グランダーソンはあまり噂に耳を貸すべきではないと学んでいる。

「2007年から2008年にかけて、僕がどこかにトレードされるとたくさんの噂があったが、結局何も起こらなかった」グランダーソンはヤンキースタジアムで、スポーティングニュースに語った。「15年メジャーでプレーした今日まで、シーズン中にトレードされたのは一度だけ。去年だ」。

37歳のグランダーソンは、半レギュラークラスの外野手を求めるチームにとって魅力的なオプションだ。3度のオールスター選出を誇る彼は今年、打率.236、出塁率.336、長打率.424と低調。しかし、彼は右投手を得意としており、打率・243、出塁率.341、長打率.438、11本塁打、33打点という成績をマークしている。

8月15日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でも、グランダーソンは満塁ホームラン(グランドスラム)を放ち、勝負強さを見せつけた。

オフェンスを強化したいプレーオフ進出を争っているチーム、たとえばフィラデルフィア・フィリーズやニューヨーク・ヤンキースは、トレード先の候補だ。グランダーソンはトレードの噂に際して、周りの人から「新しいチームのユニフォームを買った方が良いかな?」などと訊かれているそうだ。

「100万の噂話があるが、どれも実際には起こっていない。この間のトレード期限のときもそうだった」グランダーソンは言った。「周りの人から『フィリーズのユニフォームを買った方が良いかな?』なんて言われても、僕は『何のこっちゃ?』という感じだよ。で、彼らはトレードの噂について僕に話をするんだ。もちろん、僕はフィリーズの選手ではない」。

ヤンキースタジアムのビジタークラブハウスのロッカーに立ちながら、グランダーソンはヤンキースで過ごした4年間を思い出していた。彼はその間、115本塁打を放ち、オールスターに2度選ばれ、ブロンクスにおけるファンの人気選手となった。一方で、彼はヤンキース復帰について積極的に想像してはいないと語った。

「起こらないかもしれないことについて考えたくはない。多くの場合、それは起こらなかったからだ」グランダーソンは言った。「今いる場所に集中して、もし何かが起きたら、そのときは適応する」

原文:Why Blue Jays veteran Curtis Granderson pays no mind to trade rumors

翻訳:Muneharu Uchino


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