マイナーリーグ球場に宿泊できる! ツインズ傘下球団が民泊とエンタメのために球場を開放

Tom Gatto

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あるマイナーリーグのチームがクラブハウスを第2の家とする考えをビジネスに活用しようとしている。

フロリダ州に拠点を置くペンサコーラ・ブルー・ワフーズはミネソタ・ツインズ傘下2Aチームとしてサザンリーグに参加している。そのブルー・ワフーズの本拠地球場であるブルー・ワフーズ・スタジアムが民泊サイト「エアビーアンドビー」に登録された。1泊1,500ドル(約16万5000円)で10人まで宿泊が可能で、オプションで飲食サービス、記念品、さらに「他のお楽しみ」も追加できるとある。施設は「歴史上もっとも親密に球場をフルに体験できるレンタル」と謳っている。

現在の空き状況は問題ない。本来の使用者であるブルー・ワフーズはしばらくの間戻ってこないからだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マイナーリーグは2020年シーズンが全面中止になる恐れもプロ野球界には存在している。

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試合が行われないということは収益もないということだ。本来の仕事である野球の試合を行うことができないなか、ブルー・ワフーズの球場スタッフたちはこの民泊以外にも、チームに収入をもたらす様々な方法を考え出している。先週の土曜日だけでも、昼間には少年野球のトーナメントがあり、夜には映画と花火のイベントを行った(映画は『アナと雪の女王2』だった)。他にもディスクゴルフのイベント(プロゴルフPGAのスターであるバッバ・ワトソン選手もチームオーナーの1人)、ハッピー・アワー、トリビア・クイズ大会、また飲食サービスなどを行ってきた。

だが、何よりもフィールド上を自由に走り回る機会こそ、人々が財布を緩めるうえで最大の魅力になるだろう。ブルー・ワフーズの家をあなたの家に。

(翻訳:角谷剛)

Tom Gatto

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Tom Gatto joined The Sporting News as a senior editor in 2000 after 12 years at The Herald-News in Passaic, N.J., where he served in a variety of roles including sports editor, and a brief spell at APBNews.com in New York, where he worked as a syndication editor. He is a 1986 graduate of the University of South Carolina.